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「………ザンカちゃん？」
「んっ…はい？」
苺と生地を飲み込み切ったその時、及川さんは不思議そうに私を呼んだ。
「なんか考えてる？
ちょっと神妙な顔してるけど…」
狼狽した。
顔には何も出していないつもりが、どうやら及川さんには私の表情から何か伝わってしまったらしい。
にしても、私のポーカーフェイスが通用しないとは。
これもコミュ力高め(恐らく)リア充の及川さんが相手だからだろうか。
「いやぁ…そんな大した事は考えてないですよ？
ただ………」
「ただ？」
「コミュ力高い人すげぇなー、って。」
「棒読み感凄いけどホントに思ってる？」
何を考えているのかについては素直に話した。
別に言い訳する程恥ずかしいものではないし、素直に言っても問題はなさそうだから。
だが、本音だけは言わないでおく。
この人に『お喋りするのがこんなに楽しいとか知らなかった』
…なんて言えば確実に変な展開になるに決まってる。恋愛的なものを孕むような展開なら尚更ダメだ。
「私今までろくに喋った事ないんですよ、自分の事。
多分家族もここまで私の情報知らないと思いますよ。」
「それはどうして？」
「聞かれないことには何も答えない性格なもので。これも多分家族は知らないはずです。
初めてですよ、ここまで人に私の情報を引き出されたの。」
ただ、遠回しに『お前のそのコミュ力スゲェマジリスペクト』的な事は言っておいてもいいだろう。
これから何度も戦う場面に出会すはず、その前にメンバーの士気を上げるのも大事だ。
なんて、呑気に考えていたのだが。
「…寂しくはないの？」
「…ん？どうして寂しがらなきゃいけないんです？」
「自分の事を理解してくれる人が少ないっていうのは…」
何故か及川さんは眉を下げて、悲しそうな顔をしていた。
それを見た瞬間、肩にずっしりと重たいシリアスな空気がのしかかって来るのが分かる。嫌いな、苦しい感覚が。
「ん〜…寂しくはないですよ。
別に喋らないからといって人が身近にいなかった訳ではないですし、何より趣味で忙しかったですからね私。
他人の相手なんてしてる場合じゃなかったんですよ。」
急に失せてしまった食欲に戸惑いながら、私はケーキが入っていたパッケージを雑にゴミ箱に投げ入れた。
「それじゃあ…こうやってお喋りするのは…」
「ああ、別に迷惑ではないですよお気になさらず。
メンバーの情報を知るのも大事ですからね、今は。」
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Guilty(プロフ) - あられさん» ありがとうございます、マイペースにはなりますがこれからも更新頑張ります(`･ω･´) (2020年7月27日 19時) (
レス) id: 69dc25e7cf (このIDを非表示/違反報告)
あられ(プロフ) - 夢主ちゃんがイキイキしてたりするの可愛いです…応援してます！ (2020年7月27日 19時) (レス) id: 6a0064c66d (このIDを非表示/違反報告)
Guilty(プロフ) - 悠奈さん» お気に入り追加にコメントまでありがとうございますm(__)mこちらのメインストーリーに他校のキャラを登場させるかはまだ悩んでおりますが、実は外伝なんかも考えていたりするので…そちらに登場させようかな？とは考えたりしております(´-`).｡oO() (2020年7月21日 0時) (レス) id: 69dc25e7cf (このIDを非表示/違反報告)
悠奈(プロフ) - お気に入り追加させていだきましたリクエストとかっていいですか？もしよろしければ他の学校人たちにあって欲しいなとか思ってます続き楽しみにしてますｔ (2020年7月21日 0時) (レス) id: ab20161c8e (このIDを非表示/違反報告)
Guilty(プロフ) - bu-koさん» 私の趣味を詰め込んだだけの超自己満足な作品なんですが、楽しんで頂けているなら幸いです(^O^)マイペースではありますが、これからも頑張って書かせて頂きますm(__)m (2020年5月28日 11時) (レス) id: 1867eff1d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Guilty | 作成日時：2020年3月14日 1時
