いざ、尋常に ページ34
「さぁ…行きますか！」
「無闇に騒ぐな、ゾンビが寄ってくる。」
「あ、すみません」
バリケードを組み直し、外に一歩出た時。
『これからいよいよ作戦！頑張るぞ！』的な感じで叫んでみたら岩泉さんに怒られました。
まあごもっともなんだけどね。やっぱなんかムードの欠片もねえ。いいんだけどさ、変に昂ぶったりせずに落ち着くから。
こんな調子で、私達は学校の校舎、そしてロッカー組の二人と別れた。
これがこの二人と最後に交わす言葉にならないように、と祈りながら。
「出来る事なら、作戦会議でもしながら進みたいところ…ですけど………」
歩き出しながら、ボソッと言ってみる。
「………今のとこ、その余裕はなさそうじゃない？」
及川さんからそんなネガティブな言葉が返された。
というのも、私達が進もうとする先にはゾンビが数体。
前回外に出た時と比べると多い。
「ん〜、あれかにゃ？やっぱ警察署に向かう為に街中通らなきゃならん訳じゃないですか。
この間の商店街付近と違ってこっちのが感染者も多いんですかねぇ…」
「大いにあると思うぞそれ。
この間行ったのは大通りとかもない元々比較的閑静なエリアだったしな。」
「まあ確かにこっちの方が出歩いてる人の数は多いだろうねぇ…感染者一気に増えそうな…」
前回全員で外に出た際に向かったエリアは寂れた商店街のあるエリア。
そして今回は街中を通って警察署、デパートのあるエリアへ向かっている。
それを踏まえて考えると、ゾンビが多いのは確かに当たり前かもしれない。
人混みって怖いね、いつこんな事になるやら分からない。
ザンカちゃん普段から人混みに近付かないようにしてて良かった。
「さてさて…まあ愚痴ってても何もいい事ありませんし？
そろそろトレーニングの成果、見せてやりましょうかね…！」
武器を構えながら、自信満々に前に出る。
その後ろから、岩泉さんが楽しそうに言ってくれた。
「おう、見せてやれ。俺も後ろから見ててやる。」
アラヤダ岩泉さんカッコいい、なんて思わず言いたくなるのを抑えて、トリガーに指を添える。
ついでにその岩泉さんの言葉に触発されて、カッコつけて私も言ってみた。
「ええ、見ててください。
目に焼き付けてください、それぐらいいい戦いしますんで…！」
トリガーを引く。
弾はゾンビの脳天にヒットした。
それを合図に、及川さん、岩泉さんの二人も攻撃を始める。
それに負けないようにと私は駆け出し、ゾンビを撃ちに撃った。
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Guilty(プロフ) - あられさん» ありがとうございます、マイペースにはなりますがこれからも更新頑張ります(`･ω･´) (2020年7月27日 19時) (
レス) id: 69dc25e7cf (このIDを非表示/違反報告)
あられ(プロフ) - 夢主ちゃんがイキイキしてたりするの可愛いです…応援してます！ (2020年7月27日 19時) (レス) id: 6a0064c66d (このIDを非表示/違反報告)
Guilty(プロフ) - 悠奈さん» お気に入り追加にコメントまでありがとうございますm(__)mこちらのメインストーリーに他校のキャラを登場させるかはまだ悩んでおりますが、実は外伝なんかも考えていたりするので…そちらに登場させようかな？とは考えたりしております(´-`).｡oO() (2020年7月21日 0時) (レス) id: 69dc25e7cf (このIDを非表示/違反報告)
悠奈(プロフ) - お気に入り追加させていだきましたリクエストとかっていいですか？もしよろしければ他の学校人たちにあって欲しいなとか思ってます続き楽しみにしてますｔ (2020年7月21日 0時) (レス) id: ab20161c8e (このIDを非表示/違反報告)
Guilty(プロフ) - bu-koさん» 私の趣味を詰め込んだだけの超自己満足な作品なんですが、楽しんで頂けているなら幸いです(^O^)マイペースではありますが、これからも頑張って書かせて頂きますm(__)m (2020年5月28日 11時) (レス) id: 1867eff1d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Guilty | 作成日時：2020年3月14日 1時
