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「…ごめんなさい、師範…怒らないで」
「怒られたくねぇなら言う事聞けや、このクソガキがァ…」
「だって…だって…師範に…」
「あ?俺がなんだよ」
「師範の為に手料理作ってあげたいって思ったんだもん…!!」
きゅっ
その言葉に何故だか胸の奥が締め付けられ、ホワホワとした感覚に陥る不死川
目の前の真っ黒黒助のAは涙目を浮かべながら必死に訴えており、その姿を見るだけでまたしても、キュッとなった
いやいやいや。
とりあえず冷静に
こんな甘い事言ってるが厨がおじゃんになったのはコイツのせいだ
首を横にブンブンと振り、自分を軽く叱咤する不死川
「何でまた、作ろうと思ったんだよ…」
「師範に少しでも喜んでほしくて…」
「んな事考えなくていい。
その度に屋敷ぶっ壊されたらたまったもんじゃねェ」
「…冷たい」
「あ?」
「言い方が冷たい!!師範の事思っていっぱい考えたのにっ…少しでも喜んでほしくて…それなのに…うぅ…」
「だぁぁぁぁっ!この馬鹿女がっ!」
今にも泣き出しそうなとAの腕を思いっきり引っ張り自分の懐に収め両腕で包み込む
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ちゃちゃ(プロフ) - 凪子さん» 凪子さん!vvコメントありがとうございます!不死川さんに好かれようと悩める可愛い義勇さんが書きたくなり…そう言って頂けてとても嬉しいです!! (2021年3月29日 19時) (レス) id: 20a7076181 (このIDを非表示/違反報告)
凪子(プロフ) - 義勇さん、可愛い(^^) (2021年3月29日 17時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃちゃ(プロフ) - 凪子さん» こちはこそ初めまして!嬉しいお言葉ありがとうございます(´▽`)1人でも楽しみにしてくれてる方がいると励みになりますので更新頑張ります! (2021年3月22日 7時) (レス) id: 20a7076181 (このIDを非表示/違反報告)
凪子(プロフ) - 初めまして。楽しく読ませていただきました!これからの展開が楽しみです(^^) (2021年3月21日 22時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃちゃ | 作成日時:2021年3月3日 16時