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「どうですか?新しく支給された隊服です!」

そう言って、またもクルリと体を回してスカートを翻しながら師範を見る


「却下だ」

「え?」

「んな破廉恥な格好して鬼と戦えるわけねェだろうがァ!甘露寺じゃあるめェし!
やる気あんのか!?目の毒だ!!さっさと帰って着替えやがれ!」


おぉ。予想全部的中ww
そして師範。こんな長い台詞を息継ぎもしないでよく怒りながら言えますね。恐怖を通り越して、もはや凄いとしか言えません


「あ"ぁぁぁぁ?なァに笑ってんやがんだァ?」

「笑ってません…ぷぷっ…あ…。」

「ブッ殺す!!!」

「イィィィィィィヤァァァァァァァ!!」


今にも私を殺しそうな目つきをしている師範から逃げるべく、彼と反対の方向へ駆け出そうとした時
向かい風がビュッといきなり吹きいて私のスカートをハラリと捲った



「…」

「…」

「…見ました?」

「…………見てねェ(…白)」

「その間ぁぁぁ!!絶対見えた!!

…まぁ別に見えてもいいんですけどね。大したもんじゃないんで」

「阿保か!!!いいわけねェだろっ!!
恥じらいっつーモンを持ちやがれっ!!」

「なんっで見た師範が怒ってるんですか!?
意味わかりません!!」

「(イラッ)じゃぁテメェの頭かち割って解らせてやるかァ?」


指の骨をバキボキ鳴らしながら近づいてくる師範
うん。これはマジでキレてるね!

こうゆう時は逃げるが勝ち!!


「じゃ、師範!お先に邸戻ってまーす!」

「待てゴルァクソガキィィ!!」


そうして命懸けの鬼ごっこをしながら風柱邸へと帰りました!
まぁ帰った後、勿の論で師範にこっ酷くシメられましたけどね!








〜後日〜

隊服製作担当の隠の屋敷へと、私の隊服を持って行った師範
作った裁縫係の隠、ゲスメガネこと前田まさおさんを半殺し寸前にして、元の私の隊服を作らせたとか


「うん!やっぱりこの隊服が一番しっくり来る!!
ありがとうございます、師範!!」

「…オメェは今後あんな短いもん履くのは禁止だ」

「わかってます!目の毒!だからですよね!」

「…(コイツが馬鹿でよかった)」






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ちゃちゃ(プロフ) - 凪子さん» 凪子さん!vvコメントありがとうございます!不死川さんに好かれようと悩める可愛い義勇さんが書きたくなり…そう言って頂けてとても嬉しいです!! (2021年3月29日 19時) (レス) id: 20a7076181 (このIDを非表示/違反報告)
凪子(プロフ) - 義勇さん、可愛い(^^) (2021年3月29日 17時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃちゃ(プロフ) - 凪子さん» こちはこそ初めまして!嬉しいお言葉ありがとうございます(´▽`)1人でも楽しみにしてくれてる方がいると励みになりますので更新頑張ります! (2021年3月22日 7時) (レス) id: 20a7076181 (このIDを非表示/違反報告)
凪子(プロフ) - 初めまして。楽しく読ませていただきました!これからの展開が楽しみです(^^) (2021年3月21日 22時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゃちゃ | 作成日時:2021年3月3日 16時

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