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14-3 ページ29

コンコン


門戸を何度か叩くと、はーいという女の声が聞こえ、パタパタと足音が響いてくる


目的の人物だろうとすぐにわかった




ガラガラガラ


「はーい、どちら様ですかー?」


やはり出てきたのはAAだった



実はAを直接目の前で見るのは初めてであった

いつも、通り過ぎで見るのは後ろ姿であったからだ



確かに宇髄の言う通り、なかなか見ない美人の部類に入る者だと思った

その反面、こんな顔でこんな華奢な身体で、あの不死川の稽古について行っているだけではなく甲まで上り詰めたのが信じれなかった


それが第一印象だ



「えっとー…どちら様でしょうか…?
師範に御用でしょうか?」



ずっと黙っている俺を不審に思ったのか、恐る恐る声をかけられた


「富岡義勇だ」


「とみおか…えっ!?水柱様ですかっ?」


「あぁ」


「お初目にかかります。
階級、甲、AAと申します」



きちんと目上の者に挨拶をしてくるA

もしかしたら不死川の様に、初手から怒りをぶつけられるのでないかと思っていたが、柔らかく対応してくれるAにホッとする




「すみません、師範は今出掛けていてここに居ないんです。
夕方には戻ると思うんですが…」

「いや、不死川に用ではない」

「?」


首を傾げて疑問に思っているA


それはそうか


普通は同じ柱であるこの邸の主に用があると思うだろう




そんなAに俺は問う






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ちゃちゃ(プロフ) - 凪子さん» 凪子さん!vvコメントありがとうございます!不死川さんに好かれようと悩める可愛い義勇さんが書きたくなり…そう言って頂けてとても嬉しいです!! (2021年3月29日 19時) (レス) id: 20a7076181 (このIDを非表示/違反報告)
凪子(プロフ) - 義勇さん、可愛い(^^) (2021年3月29日 17時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃちゃ(プロフ) - 凪子さん» こちはこそ初めまして!嬉しいお言葉ありがとうございます(´▽`)1人でも楽しみにしてくれてる方がいると励みになりますので更新頑張ります! (2021年3月22日 7時) (レス) id: 20a7076181 (このIDを非表示/違反報告)
凪子(プロフ) - 初めまして。楽しく読ませていただきました!これからの展開が楽しみです(^^) (2021年3月21日 22時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゃちゃ | 作成日時:2021年3月3日 16時

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