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目的の八百屋に文を無事に届け終え帰り道を歩いていると、行き交う人たちの視線が集まっている…ような気がする
というか行きも行きで周りの視線がかなり刺さっていた
一体なんだ?と思いながら、ふとお店の窓に映る自分を見たら
「っっっっ!!!??
やっちまったぁぁぁ!!!!」
あの恥ずしすぎる隊服で出て来てしまっていた事に気づく
こりゃあかん、ほんとに目の毒だと目の当たりにし、速攻で帰らなくては!と焦っていると、トントンと片方の肩を叩かれ振り向く
知らぬ男が二名ほどいた
「(誰じゃ?)…なんでしょう?」
「なーんか困ってるみたいだね」
「俺らが助けてあげるよ」
眉と鼻下を伸ばしながら、私を見てくる男たち
(主に足をみているやないかーい)
「結構です。何も困ってません」
「またまたぁ!じゃぁさ、そこの甘味処で一緒にお茶でもどう?」
「結構です。用があるので(もう終わったが)」
「そんな、つれないこと言わないでさ〜ね、行こうぜ」
「…(しつこい)」
前の私なら問答無用でぶっ飛ばしているところだが、いつだか師範に、一般人物相手に殴りかかるな
と怒られたことがあるので此処は穏便に済まそうと考える
全く引き下がる気配がないので、無視して二人の横を通りすぎようと、前に目線を向けたら、すぐ側の甘味処に見知った後ろ姿が目にはいった
「待ってよ、無視はよくないんじゃないかな〜」
「そうそう、楽しくやろうよ〜」
まだしつこく言い寄ってくる男二人を横切り、“殺”と記されている羽織を着ている彼の腕にしがみつく
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ちゃちゃ(プロフ) - 凪子さん» 凪子さん!vvコメントありがとうございます!不死川さんに好かれようと悩める可愛い義勇さんが書きたくなり…そう言って頂けてとても嬉しいです!! (2021年3月29日 19時) (レス) id: 20a7076181 (このIDを非表示/違反報告)
凪子(プロフ) - 義勇さん、可愛い(^^) (2021年3月29日 17時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃちゃ(プロフ) - 凪子さん» こちはこそ初めまして!嬉しいお言葉ありがとうございます(´▽`)1人でも楽しみにしてくれてる方がいると励みになりますので更新頑張ります! (2021年3月22日 7時) (レス) id: 20a7076181 (このIDを非表示/違反報告)
凪子(プロフ) - 初めまして。楽しく読ませていただきました!これからの展開が楽しみです(^^) (2021年3月21日 22時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃちゃ | 作成日時:2021年3月3日 16時