～シアワセノウタ～(wrwrd) (ページ30)

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第二十七話ページ30

いや即答はないでしょ。
なんなんだこいつ。目輝かせとるぞ。
子供か？大人のフリした子供か？

でも、強いオーラを感じた…？
…目の付け所、いいんじゃん。
こいつ強いんじゃないか？
それならこいつは尊敬してやろう。
私のことを知らず、私を武器として扱わない。

それならいいんじゃないか。
全ては言えないけど、こいつは気が合いそうだ。ゾムと同じく、強そうだし面白そうだ。

『グルッペン、面白いじゃん。強いオーラ、私も感じる。どう？気が合う同士、仲良くしない？』
するとグルッペンは「ほう…」と悩んだ。
私もびっくりしたわ。急に何言ってんだよ。
まあいいや。取り消すのはめんどいし。

gr「いいじゃないか。これからよろしくな！」

グルッペンは仲良くなってくれるようだ。
でも、真実を知れば、嫌いになるだろう。
だから絶対、真実は言わない。

それで、私のシアワセが作られるから。
私がそれでいいんだ。
そしたらハッピーエンドに向かう。
それで、私はシアワセになれるんだ。

「必ずハッピーエンドには向かわないさ。バッドエンド、ノーマルエンド、人生には色々な終わり方がある。必ずハッピーエンドになるわけじゃない。ならば、貴方がハッピーエンドを作るんだ。」

ハナニラ2？
…話か？
「そう、外へ来て？」
と言われたので、外へ行くことにした。

『用事ができた。朝ごはんも無しにして。』

私はそう言い、グルッペンの声を無視して外へ出た。