～シアワセノウタ～(wrwrd) (ページ29)

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第二十六話ページ29

gr「…」
『…』

今私たちは、無言で向かい合っている。
なぜこうなっているのだろう。

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私は先ほど、赤に許可を取り、グルッペンと話すこととなった。
そして部屋に行き話し出す。否、話し出そうとする。

私は人と話したことがあまりないため、どう話し出すか困っているのだ。

すると、グルッペンも無言になる。

そして最初に戻る。
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とりあえず、話さなければ。
…どう話そう。
ゾムと話すときはスラスラと喋れるのに…！
私に話術は付いてないからなぁ…

とりあえず…
『グルッペン、話がある。』
話があるって言っとくか。

gr「話があるから呼び出されたのだが？」
『…確かに。そうだね。んじゃあ、話すけどいい？』

話があるから呼んだんだよねぇ…アホかな。
まあいい。話そうかな。

gr「いいぞ。話すがいい。」
『まず一件目。お母さん達はどこにいる？』
gr「お前の母か？お前の母はこの街に住んでるゾ！」

…は！？
この街に住んでるの！？ふっざけんなよ！？
この街にどうやって住ませた！？
絶対脅しただろ！？

gr「落ち着け。」
『なんで分んの！？』
gr「だいたい分かるわ。これでわからん奴はおらんやろ。」
そんな顔に出てたか…？
まあそんなことはどーでもいい。

『この街に住んでるんなら、連れてってくれる？』
gr「何故だ？」
『私が拾った子を預けるためさ。いいだろう？その程度。』
多分いいでしょ。

gr「ほう…いいだろう。今日の昼過ぎでいいか？」
『いいよ。3時に。…と、も一つ。何故お前は私を軍に入れようとした？』
gr「お前に強いオーラを感じたからだゾ！」

即答かよ。