～シアワセノウタ～(wrwrd) (ページ21)

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第十九話ページ21

緑「ふーん。」
『あなたは強い。私のこと、嫌う？』
緑「…なんで嫌うか聞くん？」

『私の話、聞いて？』
強い貴方なら、いいや。

『私ってね…

魔法使いなんだ。』

緑「は？…魔法、使い？」
…緑パーカーも私を嫌うかな？
でも、話してしまったから、もう終わり。

『そう。…昔はそのことを言ってて、それを知った奴らは私を嫌って行った。勝手にそのことは知り渡って行き、私は嫌われた。…だから、信じれる人は親だけ。友達なんていない。親が居ない時は、一人。だから、酷い態度を取る。
母国を潰した？戦争だから当たり前だ。私はわがままだ。当たり前のことを言い訳にして、人と関わらない。ただの雑魚だよね。…きっと、この国の人はいい人ばっかりだ。面白い人、多そうだし。でも。嫌われるのが怖い。信じて信じて、仲良くされて、私の事を知って、嫌われて、ドン底に突き落とされるのが怖い。だから、関わりたくない。…ねぇ、私の事を知ったあなたは、私を嫌う？』

緑「…俺は。面白いと思っとる。魔法使いって強いやろ？それに怖いんやろ？それなら、俺が友達になったるわ！」

『え？』