元軍人買ったので、大切な人を救おうと思う。【d】

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se「それとも…彼等を見捨て、自分だけが生き残るか」
「…そんな質問、意味ある？」
se「どうしてだい？」

もちろん、僕は最初から決めている

「男というものは、正々堂々と戦うものでしょ？…それに、みんなを見捨てるなんて無理だしね！」
gr「やめろ、レイス」
「いいえ…僕はやめませんよ？」
gr「俺らのことはいいから…自分を大切にしろ」
「嫌ですね」

僕がそう返すと、グルッペンさんはなぜだ？と返す
こちらも、答えは決まっている

「だって、僕が生きてたって意味ないですしね！」
gr「！？そんなわけ！！」
「誰からも必要とされてませんもん…自分さえよければどうでもいい、相手のことなど考えない…そんなゴミ、必要となんてされてない。…グルッペンさん、昔言ってましたよね…？」
gr「…そう、だが…」

こういうところが僕の悪いところだ
勝手に誰かに濡れ衣を着せ、誰かを苦しめる

あぁ、何をしているのだろう

se「…で、決まったか？」
「うん。…戦おうか、セン」
gr「やめ、ろ…！」

後ろから声が聞こえる
グルッペンさんの他にも
メルさんの声、カレンの声
トントンさん、オスマンさんまで
その他の人達も

…どうして、そんなに引き留めるんだろうなぁ

そんなみんなの方を振り返り、僕は告げる

「ごめんなさい」
mr「レイス！！」
tn「っなんで…！」

se「…いい？レイス」

みんなの声を無視して、センは僕に声をかける
僕は答える

「…勿論」

心が痛いのは、きっとセンの攻撃のせいだ

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