みつめる愛で４ (ページ8)

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66.くるくるページ8

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少しだけのドライブが本当に楽しくて
帰したくないなって思ったけど、仕方なく自宅に送り届けた。

スーツケースを持って部屋の前まで行って、じゃあねと言って別れようとした…んだけどね。

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雅「週末来てね？」

「うん。行くからね。１週間仕事頑張ってね。」

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髪を触って撫で撫でして

毛先を指先でくるくるして

くるくるして…遊んでしまう。

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「…雅紀くん(笑)」

雅「帰る！帰るから！」

「…気をつけてね。おやすみなさい(笑)」

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最後にクスクスと笑われて部屋を後にした。

やっぱり…諦めない精神を貫こう！
そう決めてハンドルを握った。

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帰宅後にすぐ寝たけど…
朝、起こしてくれる人がいないからつい寝坊してしまって

…マネージャーの機嫌が悪い。

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雅「…寝坊してすみません…」

マネ「…いーえ…」

めちゃくちゃ機嫌悪いじゃんか！

雅「…寝坊しないようにしたいんだけどさ～？」

マネ「頑張ればいいじゃないですか。」

雅「違う、違う。そうじゃなくて…いい目覚ましがあるんだけどさ？」

マネ「…勝手に買えばいいじゃないですか。」

……なんかさ、わざと素っ気なく話してんじゃないの？

雅「その目覚ましさ、うちに置いてもいい？」

マネ「…さぁ…どうでしょう。」

雅「ねぇ、わかってんじゃないの？わざとそうやって言ってんでしょ？」

マネ「いいえ～さぁっぱりわかりませんが？」

…チクショーッ！
寝坊して立場が弱いから言い返せない！

マネ「まどろっこしいのが嫌いなんですけど…着くまでに話さないなら一生聞きませんから。」

雅「わかった！話すから！」

元々隠し事なんか上手くできるわけないから
本当の事を話して認めてもらえたらな、と淡い期待をして伝えた。

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マネ「…いいんじゃないですか。櫻井さんにも頼まれましたから…」

雅「…翔ちゃん？」

マネ「とりあえず最初は見守ってあげて欲しい…って。相葉さんの場合、その方がバレにくいって。
僕は心配事が増えるから嫌なんですけどっ！」

雅「心配かけない！…ようにします…」

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まだブツブツ文句を言ってるけどさ、ひとつクリア出来た…かな。

…翔ちゃんのおかげで。

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