71.かなり好き ページ13
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出勤時間をちょっとだけずらしてくれたAちゃん。
すぅすぅと寝息をたてて眠る。
ちょっとだけ寝不足にしちゃって悪かったな〜って…
反省しつつ寝顔を眺める。
…睫毛長いなぁ…
メイクしてなくてもこんだけあるんだ。
たまに思い出したように恥ずかしがるけど
やっぱり…すっぴんでも可愛いよ？
ノーメイクの寝顔は幼くて可愛くて…かなり好きだなぁ。
携帯のアラームが鳴って、パッと握りしめたからね？
かなり寝起きがいいなって感心したのに…
…またすぅすぅ寝息が聞こえてきた(笑)
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雅「…Aちゃん…起きなきゃ遅刻じゃないの？」
肩をゆさぶってそう言うと
「…おはよ…誰かさんのせいで眠い…(笑)」
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そう言って首の後ろに手をまわして抱きついてきて。
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「もっと早く雅紀くんがお休みってわかってたら…休めたのにな…」
残念だーっ！って言いながら起き上がって部屋を出ていった。
リビングに行くとワンピースにフワフワなニットを羽織ったAちゃんがいて。
「今朝はパンで許してね(笑)」
インスタントでごめんね、って申し訳なさそうにコーヒーがでてきた。
雅「…Aちゃん…ここ見えるから着替えて。」
チョイチョイと指した先に赤い痕。
Aちゃんからは見えないうなじ。
仕事中は髪をまとめてるよね？
ばっちり…見えちゃってるわ(笑)
「…もうっ///」
雅「タートルネックがお勧めかな(笑)」
慌てて着替えてきた服も可愛くて、フワフワ揺れるスカートがいいなぁ(笑)
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「ホントに帰ってくるまで待っててくれるの？」
朝起きてから何回目？ってくらいに聞いてきたことを
また玄関先で最終確認(笑)
雅「待ってていいんでしょ？何時くらいに帰る予定？」
右手でAちゃんの髪の毛をくるくるして
左手でAちゃんの手を繋いで
「…９時、かな。」
雅「猛ダッシュで帰ってきて。」
いってきますの言葉が聞こえたら
繋いだ手が離れてしまう。
「頑張って早く帰ってくるね。…いってきます。」
手は離れたけれど
ちょっと背伸びしたAちゃんの唇が頬に触れたから
雅「いってらっしゃい♪」
笑顔で送り出せた。
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革ベルト
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作者名：みおり
| 作成日時：2012年1月18日 0時
