一線を引く ページ5
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Snow Manメンバーと距離を縮めるのは難しくなかった。みんな優しくて面白い人達で安心したし、東京のことはなんでも教えてくれるらしい。
お兄ちゃんがいなくても会う機会もあった。でも、一人だけどうやって関わったらいいか分からない人がいた。舘様だ。
思いっきり目立つタイプではないし、みんなより1歩引いた目線で物事を見てる感じがあった。
お兄ちゃんのレッスンについて行って、先輩達がどんな風に過ごしているのか見せてくれた日。距離が縮まっていることにお兄ちゃんは驚きを隠せていなくて、みんな笑ってたけどその中で笑えてなかったのが私と舘様だった。
スタジオの隅っこで三角座りをしてレッスンを見ていた時、鏡越しに目が合った。すぐに逸らしていたけど、キリッとした瞳に少し心を奪われた。
休憩タイムになって一目散に駆け寄ってきたのはお兄ちゃん。
向｢A〜！お兄ちゃん見てた！？かっこよかった！？｣
｢かっこよかったよ｣
向｢ありがとう〜！はぁ可愛い｣
佐｢リアル妹萌え〜って感じだね！｣
向｢でしょでしょ？目に入れても痛くないねん｣
｢指突っ込んであげよか？｣
向｢それはやめてください｣
お兄ちゃんとさっくんがワイワイしてる中でも、舘様だけは静かだった。静かに水を飲んで自分の立ち位置に戻っていた。
向｢どしたん？｣
｢ううん。何もない。後半も頑張ってな｣
向｢うん！ありがとう！｣
私も隅っこから振り付けを真似してみた。座ってるから腕だけでもと思って。上手く出来ひんかったけど、少し覚えられた箇所はあった。
レッスンが終わってお兄ちゃんの帰る準備を待ってたとき、肩をトントンと誰かに叩かれた。誰やと思って振り返ってみると舘様だった。
宮｢振り、ちょっと覚えてたね｣
｢あっ……はい、ちょっとだけ｣
宮｢俺の振り部分だったから気付いたよ｣
｢え、だて……宮舘くんのところ踊ってました？｣
宮｢うん。ってか皆と同じように呼んでくれたらいいからね。気遣わなくていいよ｣
｢ありがとうございます……｣
宮｢あと敬語もね。康二の妹なんだから｣
気遣わなくていい、という言葉に浮かれてた矢先、妹ということで一線を引かれてしまった気がしてショックやった。少しでも気になってしまった自分がアホやった。
｢は……うん。ありがとう舘様｣
宮｢気をつけて帰ってね｣
そう言い残して先に帰ってった。あぁ、なんかちょっと辛いかもしれん。こういう時の気持ちの切り替え方が、まだ分からへん。
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あゆみ - キュンキュンします お互い好きなのに言えないところが好きです続き楽しみです (2023年4月27日 22時) (
レス) id: a90dc391b0 (このIDを非表示/違反報告)
p@n@(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます(^-^)！！ (2023年4月24日 19時) (レス) id: 82332159e0 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - Snow Manとジャニーズ全グループ大好きですコロナと気温差がすごいので体調に気をつけましょう (2023年4月24日 10時) (レス) id: e7f1610a24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：p@n@
| 作成日時：2023年4月23日 22時
