大人になるということ ページ38
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夢かと思った。涼太くんが赤い薔薇の花束を持って卒業式に来てくれた。
そして告白、プロポーズまでしてくれた。もう生徒は私とラウくらいしかいない。他の生徒が帰るまでやたらと引き止められると思ったらそういうことやった。
｢涼太くんのお嫁さんなれる……？｣
宮｢うん、お嫁さんだしお姫様だよ｣
｢嬉しい。ありがとう。よろしくお願いします｣
ラ｢よっしゃー！おめでとう！｣
向｢舘さん〜！｣
私より二人の方が喜んじゃってる。私だってめっちゃ嬉しい。嬉しすぎて感情が難しい。涼太くんから薔薇の花束を受け取るとそのままぎゅっと抱き締めてくれた。
宮｢ずっと我慢してたから、いい？｣
｢っ、えっと、｣
宮｢康二、今日A帰ってこないから｣
向｢えっ、ちょっと待って……あ〜、物件探しってことか！ええよ！｣
宮｢ちょっと違うけどまあいっか……ありがとう｣
勘違いしてるみたいだけどそこはスルーしておいた。ラウは顔が赤かったけど。
学校を出てとりあえず一旦家に帰った。涼太くんとラウも一緒に。今夜は四人でご飯に行って、涼太くんの家に送ってもらうことになった。
そして夜。ご飯の味がしないほどに緊張していた私は、変なことをしないかめっちゃ心配になった。
｢お邪魔します……｣
宮｢緊張しすぎ、力抜いていいよ｣
｢無理……涼太くんのお家って考えたら倒れそう｣
宮｢それは大変だな｣
ソファーに座らせてもらって、隣に涼太くんも座った。膝の上に乗せた手を握ってくれて少しリラックス出来た。
宮｢ずっと我慢してたことしてもいい？｣
｢うん……｣
宮｢じゃあ目閉じて？｣
言われた通りに目を閉じると、唇に柔いものが触れた。キスされたんや。ゆっくり離れて、目を開けると視線がバチッと合った。
｢涼太くん、｣
宮｢可愛い。初めてだよね？｣
｢うん。演技でもしたことないよ｣
宮｢じゃあAの初めて、全部俺にちょうだい。大切にする｣
｢ありがとう、嬉しい｣
先にシャワー行っておいで、と言われて心臓が跳ねた。涼太くんがいつもと違う、格好良い大人の男性に見えた。今日のために買っておいた可愛い下着をバスタオルのなかに忍ばせてお風呂場に向かった。
スキンケアもいつもよりしっかりした。
向井A 18歳。大人になります。
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あゆみ - キュンキュンします お互い好きなのに言えないところが好きです続き楽しみです (2023年4月27日 22時) (
レス) id: a90dc391b0 (このIDを非表示/違反報告)
p@n@(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます(^-^)！！ (2023年4月24日 19時) (レス) id: 82332159e0 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - Snow Manとジャニーズ全グループ大好きですコロナと気温差がすごいので体調に気をつけましょう (2023年4月24日 10時) (レス) id: e7f1610a24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：p@n@
| 作成日時：2023年4月23日 22時
