頼れるのはラウール ページ26
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舘様と好き同士ということが分かってから、私の毎日は何か変化があるのかなと思ったけど全然無かった。いつも通りの日常。
朝はこうちゃんに起こしてもらって、眠い目を擦りながらお弁当を作る。学校に行って、お仕事して、帰ったら課題。舘様も忙しいからそんな頻繁に連絡はとってない。
｢ほんまに好きなんかな、私のこと｣
ラ｢そりゃもちろん好きだよ。だってお仕事のときAちゃんの話ばっかりしてるよ？｣
｢どんなこと？｣
ラ｢こないだ出てたテレビで活躍してたとか、新しいMVも良かったとか……｣
｢それで？他には？｣
ラ｢本人に聞きなよ！｣
｢そんなん無理や！｣
ラウールのお悩み相談室を開設してもらって二人で話している。こうちゃんに直接舘様の話を聞くのはリスクが高いから、今私が縋り付けるのはラウールだけ。
ラ｢あ、舘さんからLINEだ｣
｢え！何！？｣
ラ｢仕事の話だった｣
｢なんや……そっか、うんうん。そうやんな｣
ラ｢Aちゃんと一緒にいる？ってきたよ｣
｢え！そんなん私に聞けばよくない？あ、連絡来てたわ｣
ラ｢もう〜今すぐ電話して！｣
｢電話！？わっ！かかってきた！うわっ、応答ボタン押してもうた！｣
あたふたしていたら画面に指が触れてしまった。通話時間が進んでいく。
｢も、もしもし！｣
宮｢もしもし、宮舘です｣
｢向井です！｣
宮｢なんか緊張してる？｣
｢うん、してる……電話なんて初めてやん｣
宮｢そうだね。声聞きたくなったから掛けてみた｣
｢えっ……あ……そうなんや、ありがとう｣
そんなナチュラルに言うてくれるんですか！？大人の男性って凄い……こうちゃんなんて｢今暇やねんけど喋ろや！｣って掛けてくるし……なんなんあの兄貴……
宮｢今昼休み？｣
｢うん。ラウールとご飯食べてた｣
宮｢仲良いね。学校終わった頃にまた連絡する｣
｢ありがとう。頑張れそう｣
宮｢それは良かった。じゃあまた｣
｢うん、バイバイ｣
電話が切れた。ドキドキが止まらない。私、今舘様と電話で喋ってた。
ラ｢Aちゃんしっかり！大丈夫！？｣
｢ラウ……ほんまに好きすぎてどうにかなりそう｣
ラ｢もうなってるから！あと二時間頑張ろうね！？分かってる？｣
｢分からん｣
ラ｢こりゃダメだ｣
ラウールに支えられながら教室に戻ってきた。残る授業は数学と理科。めちゃくちゃ苦手やけど頑張れそう。電話じゃなくて、本当は直接会いたいんやけどな。それって言うてもええんかな。よく分からん。
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あゆみ - キュンキュンします お互い好きなのに言えないところが好きです続き楽しみです (2023年4月27日 22時) (
レス) id: a90dc391b0 (このIDを非表示/違反報告)
p@n@(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます(^-^)！！ (2023年4月24日 19時) (レス) id: 82332159e0 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - Snow Manとジャニーズ全グループ大好きですコロナと気温差がすごいので体調に気をつけましょう (2023年4月24日 10時) (レス) id: e7f1610a24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：p@n@
| 作成日時：2023年4月23日 22時
