一応じゃなくて ページ13
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体育の授業中、なんだかフラフラして倒れた。気付いた時には保健室で寝ていて、お兄ちゃんが心配そうな顔で私を見ていた。今日お休みだったのに申し訳ない。
｢お兄ちゃんごめんね、お休みやったのに｣
向｢ええんよ。気にせんとき。今日お迎えの日ちゃうかったのにお迎え行けて嬉しいわ｣
｢ありがとう、お兄ちゃんいてくれて良かった｣
向｢えっ……ほんまに……？嬉しい、泣きそうや｣
｢泣かんといてよ｣
家に着いて、もう足元はちゃんとしてるのに未だに手を繋いで歩いてくれるお兄ちゃん。なんか忘れてる気がするんやけど気の所為かな。なんやろう。
向｢ふう〜、ただいまぁ！｣
｢え？｣
向｢舘さーん！帰ったでー！｣
｢いやいや、舘様いるの？｣
向｢うん。言うてへんかった？お家に呼んでランチパーティーしててん｣
｢聞いてない聞いてない！｣
舘様がいるんならもっとちゃんとした格好しないと恥ずかしい。体育の授業中だったから体操服のままだし、メイクもきっとよれてる。
宮｢あ、おかえり。Aちゃん大丈夫？｣
｢えっ、あっ、うん。大丈夫……です｣
向｢なんで急に敬語？大丈夫？熱ある？おでこ貸してみ｣
｢うっ｣
向｢ん〜手のひらじゃ分からんな。体温計……はい、ちょっとごめんやでー｣
｢ちょっ、何すんねん！普通服の中に手突っ込む！？兄妹とはいえ一応女の子やで！｣
向｢昔のクセでつい！ごめん！｣
体操服の裾を捲って半分くらいお腹が出てた気がする。めちゃくちゃ恥ずかしい。お腹ぷにってなかったかな。舘様めちゃくちゃ笑ってるけどお腹出ててウケるの笑いなんかな。
宮｢ほら康二、普通に体温計渡して。Aちゃんも、一応じゃなくてちゃんと女の子だよ。お部屋で測っておいで｣
｢うん……ありがとう｣
向｢さすが舘さん紳士！｣
舘様を褒め称えているお兄ちゃんを置いて一人部屋に籠った。熱は37.5度くらいで、高熱とまではいかへんけど一応休んどくかみたいな感じ。服を着替えてもう一度リビングに戻るとお兄ちゃんが誰かと電話をしていた。
向｢ほんますんません！取りに行きます！｣
｢お兄ちゃん？｣
向｢Aのカバン持って帰んの忘れてたし学校まで取りに行ってくるわ！舘さんとお留守番しといて！あ、舘さん。ランチタイムしといてええよ！冷蔵庫の中適当に漁っといて！ごめんやで！頼むわ！｣
｢ちょ、お兄ちゃん！？｣
またまた留守番することになった舘様と、全然状況が掴めない私。情報量が多すぎてフラついた。
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あゆみ - キュンキュンします お互い好きなのに言えないところが好きです続き楽しみです (2023年4月27日 22時) (
レス) id: a90dc391b0 (このIDを非表示/違反報告)
p@n@(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます(^-^)！！ (2023年4月24日 19時) (レス) id: 82332159e0 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - Snow Manとジャニーズ全グループ大好きですコロナと気温差がすごいので体調に気をつけましょう (2023年4月24日 10時) (レス) id: e7f1610a24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：p@n@
| 作成日時：2023年4月23日 22時
