ラウールお悩み相談室 ページ11
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Aちゃんは僕にとってお姉ちゃんみたいな存在。実際リアルに先輩だし。学校での友達が少ないAちゃんは今日も教室でボーっとしていた。
｢Aちゃんいますか？｣
｢あれ、ラウじゃん。どしたん？｣
｢あ、気付くの早っ。お喋りしようよ｣
｢うん。ええよ｣
僕に気付いて一目散に来てくれたあたりは妹っぽくて可愛いんだよな。
｢Aちゃん最近よくボーっとしてるよね｣
｢そうかな？なんか色々考えちゃって｣
｢もしかして恋とか？｣
｢はぁ！？そんなんちゃうわ！何言うてんの！｣
｢いやわかりやすっ。誰か当ててあげようか？｣
｢いいって！｣
恋バナに慣れてないのか顔を真っ赤にして怒ってきた。残念だけど全然怖くないよ。
｢あだ名に様が付く人だよね｣
｢知らん知らん。もうそんな話やったら教室戻るよ｣
｢戻っても一人でしょ？いいじゃん、お喋りしようよ。俺ならその悩み聞けるでしょ｣
｢……好きなんか分からんねん。よう分からんから、もうええの。こうちゃんの妹としか見られてないし｣
最初から諦めモードなのはなんか違うと思った。Aちゃんらしくない。康二くんだったら好きな子を絶対諦めるなんてことしないと思うし、Aちゃんだって同じだと思う。
｢妹としか見られてないなら、一人の女の子として見られるようにしようよ。Aちゃんならきっと出来る！｣
｢どうしたらええかなぁ｣
｢うーん、それは……あ、康二くんにベタベタされてるところを見られないようにするとか？｣
｢出来るんかなそれ｣
｢いけるっしょ。大丈夫！｣
なんの根拠もないけど、なんとなく大丈夫な気がした。Aちゃん人生初の恋を応援し隊、発足！
｢で、舘さんは｣
｢ちょっ、ハッキリ言い過ぎ。もうちょいオブラートに包んでよ｣
｢あっ、ごめん。えーと、ロイヤル王子様｣
｢それでいいです｣
｢Aちゃんから一歩踏み出さないと、きっと王子様は動き出さないからね｣
｢私から？｣
舘さんの方からいくことはまず無いと思う。妹として一線引いてるなら間違いない。ということはAちゃんからのアプローチが必要ということだ。
｢それ次第で結果は変わってくるからね。Aちゃんの勇気次第｣
｢そんなん……｣
｢自信無くさないで！ちょっとずつでいいんだよ。ね？｣
｢分かった。ありがとう｣
｢応援してるからね！じゃ、また｣
ふう、なんかひと仕事終えた感じあるなあ。Aちゃんに勇気が出ますように。
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あゆみ - キュンキュンします お互い好きなのに言えないところが好きです続き楽しみです (2023年4月27日 22時) (
レス) id: a90dc391b0 (このIDを非表示/違反報告)
p@n@(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます(^-^)！！ (2023年4月24日 19時) (レス) id: 82332159e0 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - Snow Manとジャニーズ全グループ大好きですコロナと気温差がすごいので体調に気をつけましょう (2023年4月24日 10時) (レス) id: e7f1610a24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：p@n@
| 作成日時：2023年4月23日 22時
