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放課後の教室。
私は1人、日誌を書きながらウトウトしていた。
最近授業中に寝ていなかったせいか、放課後にどっと眠気が襲ってくる。
ついさっきまでチラホラいたクラスメイト達も、
いつの間にかいなくなっていた。
まだまだ暑いこの時期でも、私の教室は意外と涼しい。
その心地良さに、とうとう私は机に倒れ込んでしまった。
それから、何時間たったのだろう。
分からないけど、まだハッキリしない視界の中で、何かが頭に触れているのがわかった。
『ったく。部活来ねぇと思ったらこんな所で寝やがって』
聞き覚えのある声。
私のひとつ前の席に腰を下ろして、私の頭から手を離す。
曖昧とした感覚が、徐々にハッキリとしていく。
ひとつ、優しい風が吹く。
風に乗った甘いニオイで、確信する。
二口堅治だ。
起きるタイミングをなくした私は、目を閉じたまま伏せる。
二口堅治は優しく私をのぞき込み、呟く。
『っとにガキくせえ顔』
微笑み、私の頬をつつき、教室から出ていった。
「う、そ..」
顔がぶあっと熱くなって、汗が吹き出す。
顔を伏せる。
「あああー好き」
なんで、すごい、え？
二口堅治は、あんなに優しい顔ができるのですか？
二口堅治は、どれだけ私を惚れさす気ですか？
抑えきれない嬉しさと、好きだっていう気持ちが溢れる。
まだ少し明るい空を見て、凄く、二口堅治に会いたくなった。
まだ途中の日誌を片付け、私は体育館へ向かった。
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匿名 - ぁ……あぁああ……あ…………しゅき…………青春してやがる……末永く幸せになりやがれ…… (2019年1月6日 12時) (
レス) id: 63c38f32d4 (このIDを非表示/違反報告)
すず - 本当に面白かったです！鎌先さあぁぁぁぁぁぁぁぁぁん！！！ (2018年8月15日 8時) (レス) id: 7cb4aff4ff (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - アップルパイさん» ありがとうございますすすすすすすす！こんな小説を読むために生きていたのですか...本当に、嬉しいです。 (2017年10月24日 23時) (レス) id: 6760a7cf82 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ - あぁ、私はこの小説を見るために生きて来たんだなぁ。と、凄く思いました。素晴らしい小説をありがとうございましたあぁぁぁぁぁぁ!! (2017年10月24日 23時) (レス) id: 241a2bf209 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 鈴姫さん» ありがとうございます！！ほんとに、そのような言葉を頂けるだけで感謝しかないです(･_･、) (2017年10月24日 22時) (レス) id: 6760a7cf82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆ | 作成日時：2017年8月25日 20時
