教科書26ページ。【二口堅治】【ハイキュー】

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放課後の、勉強から開放された！自由！って感じが、なんか好きだ。



私は今日も、何も考えずに、体育館の前に立っていた。



「マジか...」



帰りに廊下ですれ違う度に、二口堅治は



『お前、また部活見に来んの？』



なんて、聞いてくる。



「絶対見に行くもんか」



私はいつも、こう返す。



でも結局、来ちゃうんだよなぁ。



これも、毎日の、楽しみになりつつあります。



私は、体育館の２階へ登る。



バレーのコートの端の、ちょうど真上あたりから、バレー部を見る。



ああ、やっぱり、カッコイイなぁ



ちょうど、休憩に入った二口堅治は、二階を振り返る。



『やっぱ来てんじゃん』



笑って、指を指す。



「うっさいなぁ。別にゴリラなんか見に来てないから！」



なんて言ってるけど、光に反射する汗とか、Tシャツからのぞいてる筋肉質な腕とか、



いつもと違う二口堅治を見て、少しドキドキしたり。



『あーそうかよ。』



そうだよ



私はそう答える。



『...お前、最後まで、いんの？』



二口堅治は、額の汗をTシャツの裾で拭く。



その姿がすごく綺麗だ。



「んー。いて欲しいの？」



少し、意地悪なことを聞く。



『ばーか、お前が居たいんだろ』



その言葉と同時に、休憩終了のブザーが鳴る。



私の鼓動もはやくなる。



これは、部活終わるまで待ってろよ...って事でいいんでしょうか？

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