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二口堅治の、低くて甘い声が、体育館に響いて、
壁について、私の耳へとどく。
背の高い、甘い匂いの二口堅治に、抱きしめられる。
『嘘だと思うか』
小さく、頷く。
『ふーん。そ。』
教科書の26ページ、
そう、耳元で囁かれる。
「あ..」
『可愛すぎんだよ』
男ばっかなの意識してなさすぎ。
心配だった。
鎌先さんと仲いいのも妬ける
両手で教科書持つの、正直いってやばい
素直じゃないところもいい
気強くて頑張りすぎるところも
辛い時ほど何も言わないところも
「も...分かったから」
顔に熱が集中して、耳が熱い。
『もっと言ってやろうか?』
ぶっちゃけその長い髪に触れたくて
抱きしめたくて
すっげえ我慢してた
声とかもたまんねぇ
『そんぐらい好きなんだよ、バカ』
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匿名 - ぁ……あぁああ……あ…………しゅき…………青春してやがる……末永く幸せになりやがれ…… (2019年1月6日 12時) (レス) id: 63c38f32d4 (このIDを非表示/違反報告)
すず - 本当に面白かったです!鎌先さあぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!! (2018年8月15日 8時) (レス) id: 7cb4aff4ff (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - アップルパイさん» ありがとうございますすすすすすすす!こんな小説を読むために生きていたのですか...本当に、嬉しいです。 (2017年10月24日 23時) (レス) id: 6760a7cf82 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ - あぁ、私はこの小説を見るために生きて来たんだなぁ。と、凄く思いました。素晴らしい小説をありがとうございましたあぁぁぁぁぁぁ!! (2017年10月24日 23時) (レス) id: 241a2bf209 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 鈴姫さん» ありがとうございます!!ほんとに、そのような言葉を頂けるだけで感謝しかないです(・_・、) (2017年10月24日 22時) (レス) id: 6760a7cf82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆゆ | 作成日時:2017年8月25日 20時