限界OLの私がラウールくんに懐かれた。

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『 なんか同一人物とは思えない、』

「 何それ！どう見たって同じじゃん 」






ラウール君はグイッと上半身を私の方に近づけて、

ほら？一緒でしょ と言わんばかりに

ニコニコしてその綺麗な顔を見せつけてきた。





何その攻撃、眩しすぎるんだが









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『 う、うん... わかったわかったから、ち 近い 』

「 もしかして照れてくれてる？ 」

『 そりゃ、照れるでしょっ 』





「 ....ほんっと、Aさんって年上だけど

たまに年上っぽくなくて可愛い 」



『 ... なっ 』







な、何を...言い出すのラウール君。


え、君そう言うキャラだっけ？私のことからかってる？





そもそもこんな端正なお顔に近づかれただけでも、

ドキドキしてるのに、爆弾発言に心臓が壊れそうだ。





だれか、私をぶん殴ってくれ












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すると、ラウール君の電話が鳴った。

画面表示には 渡辺翔太の文字





それにハッとして時計を見るともう、12時間近だった

もうそんな時間経ってたんだ。







「 しょっぴー、あと5分でマンションつくって 」

『 そっか。あ、麻婆豆腐の残りもってく？ 』

「 え！いいの？ 」

『 ちゃんと翔太さんにもあげてね 』

「 はーい 」











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私がキッチンに立って、麻婆豆腐をタッパーに詰めると

ラウール君もリビングからこっちにやって来て。










「 またAさんのご飯たべたい 」

『 っ！ 私でよければ、いつでもいいよ 』

「 本当！？ めちゃくちゃうまかったもん。嬉しい 」

『 そう言ってもらえてこっちも嬉しいよ 』



「 じゃあさ、その...連絡できるように

連絡先教えてくれない？ 」


『 あっ、うん...いいけど、逆にいいの？ 』









ジャニーズの、ラウール君の連絡先なんて、

めちゃくちゃ貴重だと思うし...










「 うん！俺は全然大丈夫。はいQRコード 」

『 あ、うん 』










そして、ラウール君とLINEを交換してしまった。

絶対に携帯落とせないな、コレ












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( ご馳走様でした！また連絡するね！ )

( うん、翔太さんによろしくね )

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