限界OLの私がラウールくんに懐かれた。

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2週間ぶりに、元カレと会うのは変な感じで

自分が思ったよりも平気だった。


むしろ、あっちの方が名残惜しそうにしてて

逆に情が湧いてしまいそうになった。



...フラれたの私だけどね？









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玄関で見送ったら、廊下で声がするので

顔を出して覗くと長身くんと翔太さんがいた。


...聞こえてたかな？












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『 ちょっと待ってて！ 』




そう言って部屋に戻れば、元カレからもらった

チョコレートを取ってまた廊下へと出た。







やばい、ダル着すぎるけどいいかな...











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『 あの、これ さっきの...元カレにもらったんだけど

なんか一人で食べる気になれなくて。』

『 よかったらもらってもらえません？ 』




と、チョコレートを差し出す。

新品でデパ地下にあるちょっといいやつだ








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「 え、いいの？ 」

『 チョコ食べれる？ 』

「 うん！好き！ 」

『 そっか、ならよかった。』


「 ... Aさん大丈夫？ 」

『 それが意外と大丈夫。 ４年もいたのにね、』






心配させないようにそう言うと、

長身君は切ない目をしてた。




そんな顔しないで、









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「 あのさ、一人で食べる気にならないなら

ウチで一緒に食べてけば 」


『 えっ いやそれは...』

「 しょっぴー、？ 」




「 コーヒーくらいなら淹れれる。

...インスタントだけど 」






そのぶっきらぼうなお誘いに、

優しさを感じて。











『 それは、そのとっても嬉しいんですけど...

いいんですか。』








私はずっと疑問に思っていたことを聞いた。









『 いっつも顔隠されてるから

芸能関係の方なのかなって...思って、その 』



言葉が詰まる私に、

「 そうだけど。とりあえず嫌じゃないなら入って 」

と、促す翔太さん。










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