26 ページ26
.
『 桃!部活行こー! 』
「 おー!」
授業が終わるなり、鞄を背負って桃に声をかける。
入部してから数日が経った。
部活を始めてからの日々はあっという間で
明日は都大会地区予選だ。
『 楽しみだね、明日の予選 』
「 楽しみだけどよ、なんか俺ら以上に
Aの方がそわそわしてねぇか? 」
『 だって!!本番の試合を見るのって初めてだし
みんなの勝ちに行くテニス見れるの楽しみだもん 』
「 かーッ、最初はルールもわかんなかったのに
すっかりテニスオタクだな。」
『 桃たちのせいでしょ 』
廊下を早歩きしながら、そう言えば
桃はなんだか嬉しそうな顔をした。
ついつい無意識に褒めてしまった
「 嬉しいこと言ってくれるな、この野郎 」
と 頭をちょっと乱暴にわしゃわしゃされる。
『 わー!髪ぼさぼさになるー! 』
なんて、わちゃわちゃやりとりをしていたら部室に着いた。
桃と別れて、女子更衣室で
体操服着替えると玉出しに向かう。
190人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (2023年3月15日 22時) (レス) id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:しお | 作成日時:2022年12月8日 13時