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「 そういや 、A何部入るか決めたか ? 」
『 え 帰宅部 の つもりだった 。
お店 の 手伝い 忙しいし 』
「 … お店 ? 」
「 A先輩ん家 マッサージ店やってるらしいっスよ 」
「 マジ ?! 」
帰り道 。
桃 、越前くん 、私 と 並んで
オレンジ色 に 染まった 地面 を 歩く 。
自転車 を おしていた 桃 が食い気味 に
こちらを向いたので うん 、と それに 頷いた 。
『 お店は 越してきて
初めて 開業するから 今は 準備中だけど …
今までは お父さん
プロの スポーツ選手 に 専属で ついてたり
したから 腕は 確かだよ 。』
「 へぇ 、すげえのな 。俺ら も今度 行ってみっか 」
「 うぃっス 」
そう話す 2人 を 見て 、
思わず 嬉しくなって 微笑んでしまう 。
『 あ 、そういえば
部活 って 絶対 入らなきゃいけないの ? 』
「 なんでだ ? 」
『 さっき 私に 何部入るかって 聞いたでしょ ?
それに 、部活見学 したけど
あんまり 惹かれる 部活 なかったし 』
「 … テニス部以外 は 、でしょ 」
『 はは 、まあ そうなるね 。
けど 男子テニス部 だから 』
越前くん に 不意打ち に そう言われ
困ったように 笑った 。
たしかに 、その通りで 。
自分が 入りたいと思えるほどの
魅力 を 感じられない中 、
男子テニス部 だけが …
いや 素直に言えば、越前くん の プレー が
私の 目にとまったんだ 。
あの わくわく に 越せるようなものに
きっと 、中々出会えないだろうな 。
なんて 思いふけていれば 、
越前くん と 桃 が 何やら 顔を 見合わせていて 。
…… あんまり 良い気が
しないのは 私だけか 。
「 そりゃ 困ったなあ 、困ったよ 。
部活 には 入らなきゃいけないからな 。」
「 … その中で 良いなって 思ったの
俺ら テニス部 だけなんス よね ? 」
『 そ 、そうだけど … 』
用意されたような 台詞 に
思わず 何を言われるかと 身構えてしまう 。
「 なら 、答えは 1つしかねえな 。」
「 ______ もえ先輩
テニス部 の マネージャー 、やらないっスか ? 」
.
( ………… え 、 ? ! )
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (2023年3月15日 22時) (レス) id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しお | 作成日時:2022年12月8日 13時