Cafe Time. (ページ20)

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新メニューページ20

ある日のティータイム。

今日は仕事で忙しくて、もーにんぐに訪れたのは14時だった。

ランチタイムを過ぎた店内にはマサさんとAちゃん以外には誰もいなかった。

席に着くといつもはすぐに出てくる"いつもの”が出てこない。

久しぶりに、Aちゃんを呼び、注文する。

『たまごサンドとアイスコーヒーで』

「…そうですか…」

俺が注文した内容を聞くと明らかに悲しそうな顔をするAちゃん。

『え、、やっぱりなんかオススメとかありますか？』

するとAちゃんはすぐにパッと顔を輝かす。

「新メニューがありまして、私が初めて考案したんです！」

メニューを開きながら指を指して嬉しそうに説明してくれた。

メニューには、"新メニューチーズミートスパ”の文字。

『美味しそうっすね！じゃあチーズミートスパとアイスコーヒーでお願いします』

「かしこまりましたっ！」

注文を受けるとすぐに厨房へ入っていった。

Aちゃん考案なので、彼女自身が作るらしい。

(手料理…)

不意にそんなことを考え、料理が運ばれてくるのが待ち遠しかった。

「お待たせしました！チーズミートスパになります。」

ミートスパゲティの上のチーズが程よく溶けていて、美味しそう。

「健人さん、」

『はい？』

「食べているの見ててもいい…ですか？」

『いいっすよ笑』

なんだか気恥ずかしかったが、感想を聞きたいということなので了承した。