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誘い ページ12
木のドアを開けるとすぐに彼女の声がした。
「いらっしゃいませ！」
『早いっすね笑』
「つい嬉しくて…」
聞こえるか聞こえないかくらいの声量で言う。
もちろん聴き逃してはいない。
席に座るとすぐに"いつもの”が出てきた。
*
たまごサンドを食べ終わり、アイスコーヒーをゆっくりと飲む。
ふと頭の中でこの前マサさんに言われた言葉が反響する。
「デートに誘ってみなさい」
一気に顔が火照る。
アイスコーヒーの冷たさが冷静にさせてくれた。
(普通に遊びに行くくらいの感覚で…)
『あのーAさん』
俺が名前を呼ぶとすぐにこちらへ向かってくる。
『デート行きませんか？』
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作者名：ぱんだ | 作成日時：2020年2月11日 1時
