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嘘 ページ5
幸介side
「奇跡」
この言葉の意味を、貴方は知っているだろうか。
僕は知らない。
ただ''周り''から聞いた事が頭の片隅にあっただけだ。
でも、それを今日、僕は体で意味を覚えた。
「ねえ君」
今日も1人。これで46人目だ。
僕はいつも屋上にいる。
だから、時々ここに来る人たちにどうせ聞こえないだろうと話しかけていた。
「ねえ、君いつもここきてるよね」
「僕は石井幸介。君は?」
いつもの手口だ。
決まった言葉を、決まった時間で言う。
ただただそれが楽しかった。
しかし。
「お、俺は2-Bの…白石、一炉」
体に電流が走った。
まさか、こいつ−
僕が、視えてる?
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作者名:しゅがー | 作成日時:2022年4月7日 19時