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謝罪 ページ2
一炉side
「一炉なんていらない」
じゃあ俺に構うなよ。
「一炉ってクズだよな」
お前らの方がクズだろ。
「一炉ってさぁ、ドレイに出来るんじゃね？」
ああ、あの日からか。
ジメジメした六月の、半ば頃。
俺にジュースを無理矢理買わせて。
俺のカネを盗んで。
俺に罪を押し付けて。
まるで…いや、本当にドレイとして扱わるようになった。
でも、そんな中、手を差し伸べてくれる人がいた。
「ねえ…白石くん、だっけ？大丈夫？かな」
そう、ニコッと白いハンカチで俺の泥まみれの頬を拭きながら笑った、ヤサシイ人。
ヤサシイ、人。
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作者名：しゅがー | 作成日時：2022年4月7日 19時
