005:第一印象は瞳で決まる ページ6
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「おまたせーAチャン」
体育館の前で待っていると、侑くんが颯爽と歩いてきた。
「すまんなAチャン。待たせたわー」
「……侑くん、それ治くんの真似？顔しか似てないよ」
治くんの眠そうな目とほんの少し下がった口角を真似していたみたいだけど、金髪の侑くんがそんな表情してるとひねくれた不良にしか見えない。ちょっと似てると言わなかったのは、治くんはもっとチャーミングだからね！？という悶々といた気持ちです。
「はあ!？Aなに言っとんねん！俺のほうが三十五億万倍かっこええやろ！」
「え、侑くん！？三十五億万倍も違ったら雲泥の差っていうかそれ最早ふたごじゃない！」
ていうか三十五億ってなんでそんな微妙且つ絶妙な数狙ったの。
真っ赤な唇のグラマラスなあのお姉さんを彷彿したのかな？
「ツムこそなにいっとんねん。不服にも俺とお前はおんなじDNAや」
侑くんと話していると、彼の後ろからのっそりと治くんが現れた。
隣にはチームメイトらしき一人立っている。
スレンダーな細目塩顔イケメンさん。
なんだここ、顔面偏差値とかいう次元じゃない気がする。
いや、自分でも妄想系メンクイ族ということはちゃんと理解してます安心してください。
でも、さすがに初対面の人にそんなこと知られたくはないので、いかにも常識人ぶる。
「一年の篠原Aです。いつもお兄ちゃんたちがお世話になってます」
「双子のいとこなんででしょ？
さっき侑がくそでか声で言ってた。
こいつらの世話してます、二年の角名倫太郎です」
塩顔さん、目がお色気たっぷりすぎ。
ほんとに私と一年違いか？
そして兄たちはお世話されてるんだな、悲しい。
「よろしくね、Aちゃん」
差し伸べられた大きな手と握手を交わしながら、
バレー部は楽園だと確信した。
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パルム(プロフ) - らさん» コメントありがとうございます！確かにそうだな、と考えなおしました。北さんに二度目の好きを洩らした後のヒロインと北さんの展開はご想像していただけると幸いです。これからもっとその人物に寄りそう素敵な小説が書けるように努めさせていただきます。 (2021年8月9日 19時) (
レス) id: 7103dc21f5 (このIDを非表示/違反報告)
ら - んー、2回もヒロインに告白させるのは北さんぽくないなぁ、、、せめて2回目は北さんからの方が綺麗なお話になっただろうに少し残念です。 (2021年8月9日 9時) (レス) id: c2c5a94e17 (このIDを非表示/違反報告)
パルム(プロフ) - 、さん» 教えてくださってありがとうございます！私自身もともと機械などに疎いのですが、うらつくが好きなので投稿させてもらっている次第でした。自分なりに調べてみて、今は外したことになっています。正直すごく不安なので、教えてくださると幸いです。 (2020年8月16日 6時) (レス) id: 7103dc21f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パルム | 作成日時：2020年8月16日 0時
