016:1番の正論 ページ17
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混沌としつつ、居心地の悪い静寂。
無感情を瞳に湛えた北先輩がふぅーっと溜息気味に息をつく。
お怒り気味、そんなきみもかわいいから好きだよ！！！(殴)
茶番は置いておいて静まりたまえ…！
「侑、朝っぱらからなんであんなでかい声を出さなあかんの？
起きんかったのは自業自得や」
オッホ！いかん変な笑いしちゃったよ。
侑くん、あなたは何をおびえているの？
まるで迷子のキツネリスのようねっ。
「あ、バレー部の正論パンチさんや。宮くんらかわいそ」
ひそひそと、私たちを囲む人がうわさしているのが分かる。
なんやねん正論パンチさんって。北さんですけど？？(圧)
今のはお兄ちゃんたちが圧倒的に悪い。
圧倒的ていうかもはや侑くんしか悪くないな。
怒るなら自分でアラーム三個くらいかけときゃいいのに。
っていうか、可哀そうって普通に怒られてしょんぼりしてる侑くん見れるんだから目の保養だよ北先輩ありがとう！
そういう私はお母さんに起こしてもらってるけどね！
彼女からモーニングコールしてもらえばいいじゃん！
まあいないよね！
だって、彼女欲しいとか言いつつことごとくフッてぼろくそ女の子のこと言うなら、そりゃ校内ランキングイケメンだけど付き合いたくない人ランキングのキングになるよね。
このランキング侑くんのためにつくられたものだと私は信じてるから。
侑くん、治くんと話してるときに時々見せる優しい顔で接すれば、もう貴族になれちゃうよ。
モーニングコール。いいよなあ憧れる、と妄想系の足りない脳をたっぷり働かせていると、
「ほなな」
といい去っていく北先輩の後ろ姿。
これでいいの？
心の中で、意気地なしじゃない方の自分がそう言っている。
いつ会えるかわかんないよ？
凛とした歩き姿に、
「北先輩!!!」
大きい声で言おう。
驚いたように振り向く先輩。
周りの目なんて気にしてる余裕は、私にはない。
恋する人に、笑顔以外の余裕はない！
「また！」
目を瞬かせて、花が咲くみたい。
「おん。またな」
すきが溢れる。
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パルム(プロフ) - らさん» コメントありがとうございます！確かにそうだな、と考えなおしました。北さんに二度目の好きを洩らした後のヒロインと北さんの展開はご想像していただけると幸いです。これからもっとその人物に寄りそう素敵な小説が書けるように努めさせていただきます。 (2021年8月9日 19時) (
レス) id: 7103dc21f5 (このIDを非表示/違反報告)
ら - んー、2回もヒロインに告白させるのは北さんぽくないなぁ、、、せめて2回目は北さんからの方が綺麗なお話になっただろうに少し残念です。 (2021年8月9日 9時) (レス) id: c2c5a94e17 (このIDを非表示/違反報告)
パルム(プロフ) - 、さん» 教えてくださってありがとうございます！私自身もともと機械などに疎いのですが、うらつくが好きなので投稿させてもらっている次第でした。自分なりに調べてみて、今は外したことになっています。正直すごく不安なので、教えてくださると幸いです。 (2020年8月16日 6時) (レス) id: 7103dc21f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パルム | 作成日時：2020年8月16日 0時
