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001:私のことを云うならば ページ2





宮城県から転校してきた私、篠原Aはやはり今日も、視線を浴びている。







「なあ、Aはサムが悪いと思うやろ。そうやんな?」

「ツム黙り!Aちゃんに勘違いされてまうやろ、俺は悪ない」





嗚呼そのわけは、顔面偏差値だけでどこの大学もパスできそうな私の従兄弟。





そう、私の隣に立っている宮双子である。

金髪で華やかに明るい、弾けるような侑くん。

銀髪で少しおっとりしていて朗らかな治くん。

二人とも年の節目などで会うたびに親切で優しい、少し騒がしい紳士である。






北川第一中学校出身の私は、お父さんの転勤で兵庫に引っ越してきた。

幼馴染や友達と別れるのはすごくさみしかったけれど、

私は宮家族を慕っていたので、高揚した気持ちで此処にきた。

私のお母さんと宮ママが本当に仲が良かったこともあり、宮家とはご近所さんに。

ついんずお兄ちゃんたちに猛烈に勧誘された稲荷崎高校は見事パスできた。








「Aちゃんいきなり静かになってどうしたん?」

「なんや、眉間にしわよってない?」







稲荷崎高校入学式。私の顔を覗き込む、兄と慕う彼らは顔がいい。


生まれてこの方浴びてきた、激しく燃える嫉妬と少しの好奇心を含んだ視線は、

何処へ行っても変わらない。

私とて、私を焦がすようなその視線を向けられて何も思わないわけじゃない。









私の中で本当は、羨望とジェラシーが渦巻いている。


「Aちゃん?」


いつかの幼馴染に言われた言葉。









『女の子は笑顔がかわいいんだよ』









だから、私は二人に微笑む。



「ごめんね、考え事してた」

002:女の子って呼ばれたい→←start of planning



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パルム(プロフ) - らさん» コメントありがとうございます!確かにそうだな、と考えなおしました。北さんに二度目の好きを洩らした後のヒロインと北さんの展開はご想像していただけると幸いです。これからもっとその人物に寄りそう素敵な小説が書けるように努めさせていただきます。 (2021年8月9日 19時) (レス) id: 7103dc21f5 (このIDを非表示/違反報告)
- んー、2回もヒロインに告白させるのは北さんぽくないなぁ、、、せめて2回目は北さんからの方が綺麗なお話になっただろうに少し残念です。 (2021年8月9日 9時) (レス) id: c2c5a94e17 (このIDを非表示/違反報告)
パルム(プロフ) - 、さん» 教えてくださってありがとうございます!私自身もともと機械などに疎いのですが、うらつくが好きなので投稿させてもらっている次第でした。自分なりに調べてみて、今は外したことになっています。正直すごく不安なので、教えてくださると幸いです。 (2020年8月16日 6時) (レス) id: 7103dc21f5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:パルム | 作成日時:2020年8月16日 0時

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