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「起きてたんじゃん。嘘つき、わざとでしょ」
『どう？俺の腹筋』
「…いつの間に鍛えてたの」
『受験勉強しながら鍛えてた』
通りであんなに力持ちだったのかな。
よく見てみたら腕もなんだかガッチリした気がする。
『Aのために鍛えた』
「…え？」
『体育祭のときに言ってたじゃん。鍛えなって。』
うそ…そんなこと覚えてたの？私でもうっすらしか覚えてないのに。
『Aが筋肉好きだって言うから頑張ったんだけど』
「す、好きだなんて一回も…」
『ジュンミョンの筋肉にきゃーきゃー言ってたじゃん、忘れたとは言わせないぞ』
確かに言ってたかもしれない。あの時は体育祭だったからちょっとテンションも上がってたし、みんなと一緒になって言ってた覚えはある。
でもだからってなんで…
『惚れ直した？』
私の腕を掴んだまま、少し目線が上の私を見上げるように聞いてくる。こんな可愛い顔してるのに筋肉だなんてずるいにもほどがあるよ。とっくに惚れてる。
『褒めて。頑張ったから。かっこいい？』
「うん…かっこいい」
『足りない。もっと言って。ジュンミョンよりかっこいい？』
そう言うと、ぐいっと手に力を入れてもっと引っ張ってくる。さらに顔が近づいた。心臓が押しつぶされそうだ。
「え…わかんないよそんなの」
『ちぇー、なんだ。やっぱりAはああいうのが好きなのかよ』
「いや、別にそういうわけじゃないけど…」
『ふーんだ』
ずっと掴まれてた手がパッと解放されたと思ったら、完全に拗ねた顔でそっぽを向いたベク。何にムキになってるのよ…
機嫌を直してもらうために声をかけようとしたけど、なんて言ったらいいのか分からずにやめた。そしたらすぐにまた寝息が聞こえて来たから、ほっと胸をなでおろした。
せっかく「Aのために」なんて言ってくれたんだから素直に言えばよかったかな。
あんなこと言われたら嬉しいに決まってるのに。
好きになればなるほど、接し方がわかんなくなっちゃう。なんとも思ってないときは、どんな風に接してたんだっけ。って思い返してみたけど、昔のことすぎて思い出せなかった。
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りん(プロフ) - はじめまして(^^)現在のEXOは、色気満載です。よろしくお願いします。でもベクちゃんは、こいぬですよ笑笑 (2019年10月30日 23時) (
レス) id: 1dd6c0734d (このIDを非表示/違反報告)
ちなみ(プロフ) - はじめまして、以前よりキュンキュンしながら読ませていただいてました！！こんな素敵なお話を書いてくださって、ありがとうございます！！ (2018年6月13日 22時) (レス) id: 74dfa18f8d (このIDを非表示/違反報告)
BIGBET - 続き楽しみです！〜☆ (2018年5月20日 7時) (レス) id: a849ee49f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みなみ
| 作成日時：2018年5月10日 20時
