348:取っちゃうよ-DH side ページ33
会計をしようとするｳﾆｮｸが持つｶｺﾞに
ｱｲｽをいくつか投げ入れる
少しﾑｯとしたその顔と目が合う
ﾄﾞﾝﾍ「で、本当にﾁｭｰしようとしてた？」
ｳﾆｮｸ「……うるさい。てか何だよこのｱｲｽ」
ﾄﾞﾝﾍ「最近のﾋｮｸは本当にAのことが大好きなんだってわかるよ」
ｳﾆｮｸ「聞こえるだろ…！」
ﾄﾞﾝﾍ「もう自分でﾊﾞﾚﾊﾞﾚなことしてるじゃん」
ｳﾆｮｸ「そ、そうだけど(- -;)」
頭を掻いて恥ずかしそうにする
あそこまで大胆なことができるのに
あと一歩、踏み込めてない
ずっと見守って来たからこそ
ﾀｲﾐﾝｸﾞを逃してしまうんじゃないかと
…焦れったくてしょうがない。
ﾄﾞﾝﾍ「早く告れよ」
ｳﾆｮｸ「…ん」
ﾄﾞﾝﾍ「俺がAのこと取っちゃうよ？」
ｳﾆｮｸ「はぁ？」
冗談に過剰に反応する姿に
堪え切れなくなって吹き出してしまう
”嘘だよ”と言いながら
後ろにいたAに話しかける
ﾄﾞﾝﾍ「ｳﾆｮｸが何でも買ってくれるって^^」
「珍しいですね？(笑)」
ﾄﾞﾝﾍ「家帰ったらｱｲｽ食べよう。ﾚﾅの分もあるし」
「あ…ｲｪｿﾝさんも来てくれてるんですけど」
ﾄﾞﾝﾍ「じゃあもう1個買っ…」
ふとｺﾝﾋﾞﾆの外に目を向けると
見覚えのある少女の姿があって
急いでAの腕を引き陳列棚の後ろに隠れた
「えっ…え？あの、え、ﾄﾞﾝﾍさん？」
ﾄﾞﾝﾍ「ごめん…さっきまで追い掛けて来てたﾌｧﾝの子」
いつからついて来られていたのかわからない
Aの家を探していると
携帯のｶﾒﾗをこっちの方に向けながら
ずっと後ろをつけて歩いていた
小走りをしてｺﾝﾋﾞﾆに駆け込み
撒いたつもりだったのに、まだ近くに居たなんて。
ﾄﾞﾝﾍ「多分、気付いてないみたいだけど…」
ｷｮﾛｷｮﾛと僕を探しているのがわかる
Aも僕の横で背伸びをして
一緒に棚の影から彼女の様子を伺っている
「このまま、諦めて帰ってくれませんかね…」
ﾄﾞﾝﾍ「うーん…どうだろう」
なぜか互いに小声になりながら会話する
このままじゃ出るに出られない。
ｳﾆｮｸ「…何してんの？帰るよ」
「ﾄﾞﾝﾍさんがﾌｧﾝの子に追い掛けられてるみたいで」
ｳﾆｮｸ「外に居るの？」
Aと僕の距離が近くて
おそらく嫉妬心で溢れ返りそうなｳﾆｮｸも
状況を知ると、同じく横に並んで外を見た
ｱｲｽが溶けてしまわないか少し心配に思った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 843人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
とまと(プロフ) - はるなさん» ありがとうございます(^.^)♪まだ次の章へと続いていきますので、キュンキュンなままかはわかりませんが楽しんで下さると嬉しいです！ (2014年8月19日 0時) (
レス) id: 4f0dfed52e (このIDを非表示/違反報告)
はるな(プロフ) - とってもキュンキュンさせてもらってます！もうこの物語が大好きです；； これからも楽しみにしてます！ (2014年8月16日 18時) (レス) id: 74df575286 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - りえさん» ありがとうございます^o^邪魔があるからウズウズ楽しい、っていうのもあるんですけどねｐｑぎゅはどう思ってるんでしょうね…(´･_･`) (2014年5月27日 23時) (レス) id: 4f0dfed52e (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - えしかさん» ありがとうございます^^この「早くくっついて！」ていう感じ…私も楽しいです。笑 コメントでやる気出る単純な人間なので、お陰様でがんばれてます♪またのぞいて下さい(･o･)♪ (2014年5月27日 23時) (レス) id: 4f0dfed52e (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - 星猫さん» 星猫さん！ありがとうございます(*^^*)そんなそんな…私こそいつも星猫さんの言葉でがんばれてましたよヽ(；▽；)ノまだ道のりは長いので、ついてきて下さいね♪ (2014年5月27日 23時) (レス) id: 4f0dfed52e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：とまと
| 作者ホームページ：http://twitter.com/Its_U_hyuk
作成日時：2013年7月16日 11時
