176:隣り合わせ ページ41
病院から歩いて3分もかからない場所に
ミヨンさんがよく行くという
洒落たカフェがあった
たった3分の距離を歩くだけなのに
さりげなく彼女を守るように
車道側を歩くウニョク
それを見ないようにと
下を向いて二人の後ろをついて歩いた
すごく優しい
目が、手が、行動のすべてが
彼女と接する彼は
別人に映ってしまいそうなくらい
彼女への想いに溢れてる。
───…‥
カフェの中に入って案内されたのは
4人掛けのテーブルで
真っ先にミヨンさんが腰を降ろすと
私は座る場所に迷って彼女の向かいに座る
親しくないのに隣に座るのは変だし
最も無難だと思い席に着いた
でもそれは、後悔に変わる
ミヨン「あ…ヒョク座る?何か隣って変ね」
残された座席は彼女か、私の隣
その二択で彼が選ぶのは
もちろん彼女の隣
ウニョク「本当だ…カウンター席でもないのに隣って照れるね(笑)」
少し憎たらしくなるほどの笑み
その言葉はただの言い訳で
本当はどんな状況でも彼女が横にいたら
彼は照れるのだと思った。
その光景がよく見える、私の席
窓から射す光さえ
まるで二人の空間を照らすみたいだった
30分耐えよう……
心に決めてグラスの水を飲んだ。
ミヨン「何飲む?ここ絞りたてのフルーツジュースも美味しくて」
「そうなんですか。じゃあその中から飲もうかな^^」
ミヨン「ヒョクは?お茶か…コーラにする?」
ウニョク「あぁ、何でも^^」
飲み物だなんてどうでもいいほどに笑ってて
その"何でもいい"は
「ミヨンがいるから何でもいい」
…みたいな風にも受け取れる
その様子に溜め息が漏れてしまいそうだった。
「あっ、ウニョクさん」
ウニョク「ん?」
「これ好きそうですよ^^」
メニューに載った写真を彼に向けて見せる
そこにはブルーベリーのソースがかかった
"イチゴミルク"の文字
つい教えずにはいられなかった
ミヨン「え?ヒョクってこんな甘いの飲むの?」
そういって彼を見る彼女の言葉に
私は少し戸惑った
出会ったときも飲んでいたし…
印象に残りやすい好みだと思っていた
ウニョク「あぁー…ミヨンの前では飲んだことなかったけど、うん。好きなんだ甘いのとか」
彼がとても好きなものを知らない、彼女
二人の間に入る隙間が
見当たらないとさっきは感じたけど
私だって彼のことを好きで
知っていることもたくさんあるんだって
強く沸き上がる気持ちがあった。
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とまと(プロフ) - イェウクlabさん» コメントありがとうございます♪尊敬だなんてやめてください、ただの"妄想"に過ぎません^^;良ければ続きも読み進めてください♪ (2012年10月21日 22時) (レス) id: 3e7a94a74f (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - 亜衣さん» かわいいだなんてそんな((((;゜Д゜)))私、見ていただいてバレバレかもしれませんが、日本語苦手ですし学もないので、完全に妄想を綴っているだけです、小説とは呼べないと思っています。こちらこそ、ありがとうございます(;o;) (2012年10月14日 0時) (レス) id: 3e7a94a74f (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - miwasanさん» はじめまして♪ありがとうございます(*^^*)私も甘甘の方がみなさん好きかなと思いつつ…実際はそんな簡単じゃない、という主観でこうなってしまいましたpqパート5に進みましたので、続きも見守ってくださいね♪ (2012年10月14日 0時) (レス) id: 3e7a94a74f (このIDを非表示/違反報告)
亜衣 - とまとさまがかわいい!なんか感情の表現が素敵なの。いつもありがとうございます。 (2012年10月13日 20時) (レス) id: 28afe10a0d (このIDを非表示/違反報告)
miwasan(プロフ) - この作品のヒョクが一番すきです 決して甘甘なストーリーじゃないんだけど『早く気づいてwww 』てゆうムズムズがたまらないです(´ω`)更新のたびにテンション上げさせてもらってるので頑張って下さい♪ (2012年10月13日 19時) (レス) id: 980b21fd72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とまと | 作者ホームページ:http://twitter.com/Its_U_hyuk
作成日時:2012年9月9日 9時