158:前向きな気持ち ページ23
ウニョク「着いたー」
あっという間にマンションの前に着く
会話をしようとするとどこか頭の片隅で
"ミヨンさんの話題になりませんように"
と思うせいで、言葉が出ないときがある
今も…そうだった
仲直りもしたし私自身も許した。
"女の子はちょっと我儘で素直な方がいいよ?ミヨンだってそうだし"
ただ、彼が私と好きな人とを比べたときの傷を
まだ自分の中で処理できていない。
車を降りる前に外をきょろきょろと見渡す
誰もいない、大丈夫
ウニョク「…怖い?マンションの中まで入ろうか?」
「いえ、そんな……」
"大丈夫"と言おうとする
充分なほど確認をして、怖いわけじゃない
でも正直もう少し一緒に居たくなって躊躇った。
ウニョク「そういえば卵、買った^^?」
「あ…買いました。でもこの間あんなに落としたのに、何でか1個だけ割れてなくて」
ウニョク「へー?しぶといな、あんな落とされて(笑)」
きっと私がマンションに入りにくいと思って
優しさで、話かけてくれてる
私も伝えるべきことを言おう
「…あの」
ウニョク「ん??」
「…ごめんなさい」
ウニョク「何の"ごめん"?」
「色々です、全部含めて。謝るのはウニョクさんだけじゃないですから」
ウニョク「…冷たくされ続けて傷ついたよ(笑)」
助けてくれたのに感謝の気持ちも
伝えられていなかった
嫌いだと何度も言ったし泣きもした
彼が右手を差し出し、握手する
今度こそきちんと仲直り…なのかな?
ウニョク「Aがハンバーグ作ってくれたら、完全に仲直りできる気がする^^」
「何ですか、それ(笑)」
ウニョク「卵買ったんだしいいじゃん!」
"そういうことはミヨンさんに…"
ここで私がそう口にしてしまったら
また自分を傷つける
彼が、彼女の名前を口にするだけだ
それを飲み込んで
"私だけに向けられた言葉"だと言い聞かせた
「そろそろ…帰ります」
ウニョク「えー?ハンバーグは無視?」
悲しげな彼の声を耳にしながら
車の扉を開けて歩道に出た私は妙なくらい
笑顔になって振り返る
「もう…ハンバーグくらい作ります、作りますよ!ストール本当にありがとうございます^^」
ハンバーグを作ってと言われたのは私だけ
ミヨンさんじゃないんだ
そう考え方を変えただけでニヤけてきて
嬉しくなってきて
"胃袋で気持ちを掴んでやろう"
と前向きな気持ちが湧き出るようだった。
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とまと(プロフ) - イェウクlabさん» コメントありがとうございます♪尊敬だなんてやめてください、ただの"妄想"に過ぎません^^;良ければ続きも読み進めてください♪ (2012年10月21日 22時) (レス) id: 3e7a94a74f (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - 亜衣さん» かわいいだなんてそんな((((;゜Д゜)))私、見ていただいてバレバレかもしれませんが、日本語苦手ですし学もないので、完全に妄想を綴っているだけです、小説とは呼べないと思っています。こちらこそ、ありがとうございます(;o;) (2012年10月14日 0時) (レス) id: 3e7a94a74f (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - miwasanさん» はじめまして♪ありがとうございます(*^^*)私も甘甘の方がみなさん好きかなと思いつつ…実際はそんな簡単じゃない、という主観でこうなってしまいましたpqパート5に進みましたので、続きも見守ってくださいね♪ (2012年10月14日 0時) (レス) id: 3e7a94a74f (このIDを非表示/違反報告)
亜衣 - とまとさまがかわいい!なんか感情の表現が素敵なの。いつもありがとうございます。 (2012年10月13日 20時) (レス) id: 28afe10a0d (このIDを非表示/違反報告)
miwasan(プロフ) - この作品のヒョクが一番すきです 決して甘甘なストーリーじゃないんだけど『早く気づいてwww 』てゆうムズムズがたまらないです(´ω`)更新のたびにテンション上げさせてもらってるので頑張って下さい♪ (2012年10月13日 19時) (レス) id: 980b21fd72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とまと | 作者ホームページ:http://twitter.com/Its_U_hyuk
作成日時:2012年9月9日 9時