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side ym
なんだかテンションが上がって伊野尾ちゃんに乗っかってみたのだが、彼の寝顔にドキッとする自分がいる。
そんな自分に戸惑い、その気持ちを振り払うようにさっきのノリを続けた。
「伊野尾ちゃん良い匂い〜」
「あーね、なんかリンゴみたいな匂いするよね。」
「えっ」
「えっ」
裕翔、伊野尾ちゃんの首筋が甘い香りするのを知ってたのか…？お前こそ…
「ゆーと、変態じゃん！いついのちゃんの匂いかいだのさ」
言いたいことを言ってくれた、ナイス知念。
「いや、昔からだよ。それより、今進行形でいのちゃんの匂いを嗅いでるやまも変態だよね、」
「周知の事実。」
………酷くない？知念。
「というかさ、ゆーともりょうすけも変態とか変態じゃないとか気にし過ぎじゃない？そういうこと気にしてる奴って変態なんだよ！！！！」
「その理論地味に知念も変態ってことにならない？」
「うるさいゆーと。」
若干茶番化してきた空気に、安心感を覚える俺だった。あと伊野尾ちゃんの匂いって安心する…
「ここまで来るとやまって犬みたいだね。」
「山田犬…」
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作者名：月兎 | 作成日時：2020年6月6日 13時
