495:バカ-RW side ページ41
ｳﾆｮｸ「Aは、僕の彼女です」
ついに言った
その一言で何となく静まる空気の中
僕は、ひとりだけｷｮﾛｷｮﾛとみんなの顔を見る
目を丸くするﾚﾅの可笑しな表情
ﾄﾞﾝﾍは笑いそうになるのをぐっと堪えていて
僕の隣にいるAはというと…
ﾘｮｳｸ「A…？」
ほとんど無表情に近い彼女は
聞こえていないのか名前を呼ぶ声にも無反応
ﾋﾁｮﾙ「おい。ｳﾆｮｸが言うのと違うみたいだぞ(笑)」
ﾘｮｳｸ「Aー…どうしたの？」
もう一度、問い掛けた瞬間に
瞳から落ちて来た小さな涙が頬を流れた
鼻の頭も次第に赤くなって
”彼女”と言ったことが聞こえていたんだとわかる
ﾘｮｳｸ「…A」
泣き出した姿を見てｳﾆｮｸは
金魚のように口をﾊﾟｸﾊﾟｸと動かして困惑して
僕が笑いながら彼女の背をさすると、
ﾄﾞﾝﾍが堪えていたはずの笑みを浮かべて話し始めた。
ﾄﾞﾝﾍ「何やってんだよ！」
ﾘｮｳｸ「ｳﾆｮｸﾋｮﾝがAのこと泣かせたー」
ﾋﾁｮﾙ「…ったく」
ﾚﾅ「ちょっと、いきなり過ぎてびっくり」
彼女が涙を流すほどの言葉の重要性を
一番わかっていないのは、発言した本人自身で
立ち上がってAの横に来て慌てたように寄り添う。
ｳﾆｮｸ「ごめん、えっ…あの」
「…っもう、ﾊﾞｶ」
ｳﾆｮｸ「ﾊﾞ…ﾊﾞｶ？」
ﾄﾞﾝﾍ「ﾊﾞｶ！」
ﾚﾅ「ﾄﾞﾝﾍはただﾊﾞｶって言いたいだけでしょ(笑)
Aは、確証が欲しかったんだよね」
確証という名の”自信”に変わるもの
ﾚﾅの言葉に微かに頷くと
彼女は涙を拭って、ｳﾆｮｸではなく僕を見て笑った
ﾋﾁｮﾙ「鼻水」
「…あっ、すみません」
そういってﾃｨｯｼｭを押し付けて渡す彼も
頬杖をついて穏やかな眼差しでAを見つめる。
ﾋﾁｮﾙ「ｳﾆｮｸ」
ｳﾆｮｸ「…はい」
ﾋﾁｮﾙ「6人でこの個室にいるの窮屈だな」
ｳﾆｮｸ「えっ？」
ﾄﾞﾝﾍ「別にそんなこともなっ…」
ﾚﾅ「せせっ、狭い！狭いんですよ！ﾄﾞﾝﾍってこんな筋肉っていうか肩幅が意外とあるしっ！」
きょとんとするﾄﾞﾝﾍと
慌てたﾚﾅの言動で何のことかすぐに察したｳﾆｮｸ
ﾋﾁｮﾙ「泣いてるやつと一緒に…別のとこに移ってくれるか？」
「…う、うん」
泣き止んだAが顔をあげて瞬きをした。
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ゆうか - 3日前から寝る間も惜しんで読ませていただいています！ほんっとうにドキドキしたり泣いたり、、、とても楽しませてもらっています！ (2016年8月26日 0時) (
レス) id: 7dbae097be (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - おかめさん» こんにちは、ありがとうございます(^o^)夜寝る前の癒しになるよう、適度に更新できるようにがんばりますm(_ _)m (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - ともこさん» こんにちは。ラブラブな感じで多少は描けるようにがんばります(^o^)！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - りんさん» こんにちは、優しいお言葉ありがとうございます(^o^)！生活の隙間でちょこちょこ書きながらがんばります！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - MOONさん» こんにちは！ドキドキやらハラハラやら色んな爆弾を抱えながら書いています(｡-_-｡)笑 また見守っていただけると嬉しいです！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とまと
x他1人 | 作成日時：2015年8月1日 23時
