493:種のひと ページ39
ﾄﾞﾝﾍ「そんな暗い顔しなくても…(笑)」
来ることが嫌なわけじゃないけれど
この前だって車に押し込むという乱暴な形ながら
背を押してくれたのはﾋﾁｮﾙだった
初対面のときだって面倒臭そうにしながらも
泣き喚く私に、何だかんだ優しい助言もくれた。
「無視…って思うよね、普通」
ﾘｮｳｸ「うん？」
「ﾀﾞﾒですね私。いつも逃げてて、こうやって誰かに助けて貰ってばかり」
溜め息をつく私にﾄﾞﾝﾍは優しく微笑んで
”大丈夫”と言ってくれるように
みんなの視線が向けられていることに気付く。
ﾚﾅ「ﾋﾁｮﾙさんってどんな人？」
ﾘｮｳｸ「もしかして会ったことない？まぁ、会って話したらわかるよ」
「良い人だよ…根は優しいっていうか」
ﾄﾞﾝﾍ「根は？(笑)」
その優しい人をがっかりさせてしまいそうで
きちんと彼と話し合わなければと思うのに
やっぱり…まだ少し時間が欲しい
もう少し落ち着いた頃に、冷静になって彼に会いたい。
ﾘｮｳｸ「あながち間違ってないかもね」
ﾄﾞﾝﾍ「ﾋﾁｮﾙﾋｮﾝって、Aには色々言ってたけど自分だって恋愛は苦手だから」
「そうなんですか？」
ﾘｮｳｸ「付き合ってもすぐ別れちゃうし」
二人が笑いながら話していると
ふいに背後から人影を感じて振り返ってみる
ﾋﾁｮﾙ「おい、さっきから誰の悪口だよ」
「…えっ」
私が驚いたのはひっそりと登場したﾋﾁｮﾙではなく
その後ろで丸くした互いの目と目が合った
ｳﾆｮｸがいることだった
驚いたように”ﾋｮｸも？”と声を出さずﾚﾅが訴えてくる。
ﾘｮｳｸ「別に悪口じゃなくて事実を話してただけで」
ﾄﾞﾝﾍ「あ、ｳﾆｮｸ来た！遅いよ」
ﾋﾁｮﾙ「腹減ったー」
三人だけがまるで何てことない顔をしている
ﾋﾁｮﾙは、ﾘｮｳｸを挟んで私の横並びに座り
気まずそうな彼はﾄﾞﾝﾍとﾚﾅの横へ
つまりは向かい合っていて
突然正面に悩みの種であるひとが現れてしまった。
ﾋﾁｮﾙ「おい、顔暗いぞ」
「全っ然…！そんなことないですよ！」
ﾘｮｳｸ「ていうかﾋｮﾝといつから知り合いだったの？」
ﾋﾁｮﾙ「飯食ってたら、こいつとﾄﾞﾝﾍが店に入って来て…こいつがﾊﾞｶみたいに泣いてて」
「ﾊﾞｶみたいって…」
ﾚﾅが”はじめまして”なんてﾋﾁｮﾙに話し掛けている中
また、ｳﾆｮｸと目が合って互いに視線を逸らす。
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ゆうか - 3日前から寝る間も惜しんで読ませていただいています！ほんっとうにドキドキしたり泣いたり、、、とても楽しませてもらっています！ (2016年8月26日 0時) (
レス) id: 7dbae097be (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - おかめさん» こんにちは、ありがとうございます(^o^)夜寝る前の癒しになるよう、適度に更新できるようにがんばりますm(_ _)m (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - ともこさん» こんにちは。ラブラブな感じで多少は描けるようにがんばります(^o^)！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - りんさん» こんにちは、優しいお言葉ありがとうございます(^o^)！生活の隙間でちょこちょこ書きながらがんばります！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - MOONさん» こんにちは！ドキドキやらハラハラやら色んな爆弾を抱えながら書いています(｡-_-｡)笑 また見守っていただけると嬉しいです！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とまと
x他1人 | 作成日時：2015年8月1日 23時
