491:付き合って、ない ページ37
”本当にごめん”
その名前を口にしたあと、ごめんと繰り返す彼
同じようなことが前にもあった気がする
”何の…何に対してのごめんなの？”
訴えを胸の中で押し殺す
謝られてしまうと余計に虚しく感じる
彼女を一途に想う姿を見て好きになったこと
確かにそれは嘘じゃないのに
隣にいても、遠くにいる感覚のままで
私だけを”好き”でいて欲しいと願う。
ﾚﾅ「…目、腫れちゃうよ」
「明日のﾊﾞｲﾄ代わって」
ﾚﾅ「もうー…」
帰ると言っても引き止められることもなく
泣きながらそのまま帰宅して
また飽きることなく泣いてﾚﾅを驚かせる
ﾚﾅ「私も、色々言ったのが悪かったよね」
「何で？」
ﾚﾅ「ﾋｮｸはAに嫉妬して欲しかったんだと思うよ。自分の恋人って思いたいんだろうし…
言葉が無くたって、ちゃんとAのこと好きだし付き合ってる…と…思うよ」
「自信なさそうな言い方だけど？」
そう言うとばつが悪そうに目を逸らす
ﾚﾅ「Aのことが好きって言ってくれたんでしょ？信じないの？」
「だって……」
さっき来ていたﾘｮｳｸからのﾒｰﾙを開いてみる
いくつか並ぶおめでとうの文字と
”交際記念のお祝いしよう、ってﾄﾞﾝﾍﾋｮﾝが”の一言
それを見て何と返すべきか悩んだ
わからない。
ｷｽをされたときは戸惑って
好きと言われたときは、半信半疑だったことが
やっと聞けたと思ったのに
まだ彼の心の片隅にﾐﾖﾝさんがいる気がしてる。
”付き合ってないかも…です”
弱気な気持ちをそのまま打ち込んで送ると
そのままﾘｮｳｸからの返事は途絶えた。
ﾚﾅ「大丈夫だよ。ﾋｮｸは、きっと【彼】みたいな人じゃないから」
「………。」
ﾚﾅ「Aが悩んでるようにﾋｮｸはﾋｮｸで、考えて悩んでAのこと選んでくれたはずだから。
だから大丈夫」
臆病になるのは、それに重なる過去があるから
それを察してﾚﾅが声を掛けてくれる
「そう思いたい」
涙を拭った瞬間 ﾘｮｳｸからの電話が鳴った。
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ゆうか - 3日前から寝る間も惜しんで読ませていただいています！ほんっとうにドキドキしたり泣いたり、、、とても楽しませてもらっています！ (2016年8月26日 0時) (
レス) id: 7dbae097be (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - おかめさん» こんにちは、ありがとうございます(^o^)夜寝る前の癒しになるよう、適度に更新できるようにがんばりますm(_ _)m (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - ともこさん» こんにちは。ラブラブな感じで多少は描けるようにがんばります(^o^)！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - りんさん» こんにちは、優しいお言葉ありがとうございます(^o^)！生活の隙間でちょこちょこ書きながらがんばります！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - MOONさん» こんにちは！ドキドキやらハラハラやら色んな爆弾を抱えながら書いています(｡-_-｡)笑 また見守っていただけると嬉しいです！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とまと
x他1人 | 作成日時：2015年8月1日 23時
