488:恋人未満(3) ページ34
”ちゃんとした言葉が欲しいじゃん
都合のいい女になってて、実はまだﾐﾖﾝさんと繋がってたらどうするの？”
言葉にすることの大切さはわかっている
これまでできなくて悔やんだことだからこそ
痛いほどわかっている
だけど、私たちは好きと伝え合っている
それでいいじゃない
それでいい。
ﾚﾅは少し気にし過ぎているんだ、と言い聞かせた。
──────…‥
「待ちました？」
ｳﾆｮｸ「ううん、さっき来たとこ」
「よかった。待ってると思って…急いで」
数日ぶりに会う好きな人
会えると思っただけでﾊﾞｲﾄ中もﾆﾔﾆﾔとして
周りの人にも気付かれる始末だった
何度か、助手席に乗ったことはあるのに
こうして堂々と彼の横顔を見れるのは特権だと思う。
ｳﾆｮｸ「何？」
「あ…いや、見てるだけです」
ｳﾆｮｸ「見てるだけでいいの？」
「う、嬉しいので」
彼が言葉もなく笑みを溢す
それだけでも、幸せ
これでいい…こういう瞬間が訪れることを描いていた
一人噛み締めていると華やかなｶﾌｪの側で車が止まる。
ｳﾆｮｸ「飲み物買って来るけど、何がいい？」
「んー…甘いものなら何でも」
ｳﾆｮｸ「じゃあ美味しそうなの選んで来るから期待してて」
「すごい期待して待ってます」
車を降りて歩いて行くその後ろ姿に見惚れる
まだ少しの緊張があって
一人になるとふいに溜め息さえ漏れる
この、決して店内に二人きりで入ろうとしない
まさに”恋愛関係”を意味している感じ…
うんうんと頷いて納得する。
携帯に目を向けるとﾘｮｳｸからﾒｰﾙが来ていて
それを開こうとすると
忘れて行ったのか横でｳﾆｮｸの携帯も鳴り出した
一度切れたと思ったらすぐにまた鳴って、鳴り止んだ。
「ん？」
見ちゃいけないし見るつもりもない
ｳﾆｮｸ「寒っ…！」
彼が小走りで車に戻って来た
着信履歴があった携帯に目を留めたけれど
すぐに手に持った飲み物を差し出す
ｳﾆｮｸ「はい、ﾎｯﾄﾁｮｺ」
「わぁ…ありがとうございます。ｳﾆｮｸさんは？」
ｳﾆｮｸ「一緒(笑)」
何も面白いわけじゃないのに目を合わせて笑う
たったそれだけですごく満たされて
期待していた以上の喜びを感じられる
ｳﾆｮｸ「そういえば…さ」
「はい」
ｳﾆｮｸ「ﾊﾞｲﾄって、辞める気ないの？っていうかできれば辞めて欲しいんだけど」
「えっ……？」
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ゆうか - 3日前から寝る間も惜しんで読ませていただいています！ほんっとうにドキドキしたり泣いたり、、、とても楽しませてもらっています！ (2016年8月26日 0時) (
レス) id: 7dbae097be (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - おかめさん» こんにちは、ありがとうございます(^o^)夜寝る前の癒しになるよう、適度に更新できるようにがんばりますm(_ _)m (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - ともこさん» こんにちは。ラブラブな感じで多少は描けるようにがんばります(^o^)！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - りんさん» こんにちは、優しいお言葉ありがとうございます(^o^)！生活の隙間でちょこちょこ書きながらがんばります！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - MOONさん» こんにちは！ドキドキやらハラハラやら色んな爆弾を抱えながら書いています(｡-_-｡)笑 また見守っていただけると嬉しいです！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とまと
x他1人 | 作成日時：2015年8月1日 23時
