487:恋人未満(2)-EH side ページ33
目が覚めるとあんな寒い車内で泣いたせいか鼻水が出る
その上、あまりよく眠れなかった
ﾘｮｳｸ「あー…そういえば昨日、ﾚﾅに連絡返すの忘れてた」
ﾄﾞﾝﾍ「ﾚﾅ？」
ﾘｮｳｸ「ううん。こっちの話」
ｳﾆｮｸ「そういえば、ﾋﾁｮﾙﾋｮﾝっていつからAとあんな仲良かった？」
ﾄﾞﾝﾍ「仲が良いっていうか、まぁ色々あって」
ｳﾆｮｸ「…ふーん」
気が付けば誰もが彼女と仲が良い
ﾄﾞﾝﾍもﾘｮｳｸもｷｭﾋｮﾝも、知らない間にﾋﾁｮﾙまで
すべての人に嫉妬するわけじゃないけれど
”偽りの好青年”もAに何かしらの好意があって
知らない内に何か起きていないか気になるし
”彼氏じゃないから”
そう言われていたことがどうも胸に引っかかる。
また毎日のように連絡を取り合って
気持ちが本気になるからこそ会うことに慎重になる
会うのは、車の中が安心と考えつつも
車だからこそ周りから撮られることに気を使う
でも最も二人きりになれる手段はそれしか浮かばない。
”ﾄﾞﾗｲﾌﾞでもする？”
そう誘って、ﾊﾞｲﾄ先の近くで彼女を待っていた
店のｼｬｯﾀｰが降りてしばらくすると
大きなｺﾞﾐ袋を両手に持ったAの姿が見えた。
ﾐﾇ「Aちゃん、半分持つよ！」
「あっ…ありがとう」
すぐあとから嫌なやつもついでに出て来て
彼女の持つｺﾞﾐ袋をひとつ取る
僕は、それとなくそれを盗み見るように隠れた
ﾐﾇ「何か最近いいことあった？」
「えへへ…ちょっと、ね」
ﾐﾇ「気になるなぁ。好きな人と上手くいってる、とかだったら嫌だけど」
「あはは」
ﾐﾇ「Aちゃんかわいいから」
彼の気持ちを知ってか知らずか
Aは笑うだけで、肯定も否定もしなかった
ｲｹﾒﾝに”かわいい”と言われて照れ隠しかもしれない
その瞬間、彼の手がAの肩に触れる。
ﾐﾇ「寒いから早く中に入ろう」
「うん」
顔も近いし、彼女も嫌な表情を見せない
僕が近付いたら逸らそうとするのに
その違いは”ｲｹﾒﾝ”だからなのかと問いただしたくなる
ﾐﾗｰに映る自分の顔を見つめる
卑下する必要はない、そこそこｲｹてるはず。
”好きな人と上手くいってる、とかだったら嫌だけど”
その言葉に彼女が何も言わなかったことが
何だか妙に切なく思えてくる。
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ゆうか - 3日前から寝る間も惜しんで読ませていただいています！ほんっとうにドキドキしたり泣いたり、、、とても楽しませてもらっています！ (2016年8月26日 0時) (
レス) id: 7dbae097be (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - おかめさん» こんにちは、ありがとうございます(^o^)夜寝る前の癒しになるよう、適度に更新できるようにがんばりますm(_ _)m (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - ともこさん» こんにちは。ラブラブな感じで多少は描けるようにがんばります(^o^)！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - りんさん» こんにちは、優しいお言葉ありがとうございます(^o^)！生活の隙間でちょこちょこ書きながらがんばります！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - MOONさん» こんにちは！ドキドキやらハラハラやら色んな爆弾を抱えながら書いています(｡-_-｡)笑 また見守っていただけると嬉しいです！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とまと
x他1人 | 作成日時：2015年8月1日 23時
