475:信じて待つ ページ21
”信じて待ってればいい”
信じて…待つ
ﾋﾁｮﾙの言葉を唱えるように繰り返して
二人はいつ会うのだろうと、時計を気にしている
こんな日でも冬の夜の澄んだ空気は綺麗で
青いｽﾄｰﾙで暖を取りながら
ｶﾌｪの窓際の席から星が見えないかと外を眺めた。
信じてる、だけど……
「ﾐﾖﾝさんが実は振り回してるふりしてるだけで本当はｳﾆｮｸさんのことすごい好きだったりしたらっ！」
ｷｭﾋｮﾝ「…はいはい」
「充分ありえますよ」
ｷｭﾋｮﾝ「もう帰っていい？」
面倒臭そうに頷く真正面にいる彼
まるで付き合わされているような顔をするけど
ｷｭﾋｮﾝ「ﾊﾞｲﾄ終わりなのに疲れてないの？」
「そのﾊﾞｲﾄ終わりに、待ち伏せてたのは誰ですか」
ｷｭﾋｮﾝ「また何かあったら泣くだろうと思って来てやったのに」
「何かあることが前提……」
落ち着かない心境を察して来てくれたのは
何となくわかっている
全く不安がないわけではない。
彼女との出来事を聞くのも知るのも正直怖い
でも、不思議とどこかで強く信じている。
ｷｭﾋｮﾝ「まぁ大丈夫だって」
「はい…」
ｷｭﾋｮﾝ「まぁいざとなったら、ﾋｮﾝ以外にも良い人いるって」
「はい……って何ですか。それ」
ｷｭﾋｮﾝ「いや、別に何でもないけど」
彼にしては珍しい発言に顔を上げて尋ねる
ﾐﾇくんのことも既に知られているのかもしれない
「私は、自分が好きになった人がいいんです」
ｷｭﾋｮﾝ「”ｳﾆｮｸさんが”いいってことじゃなくて？」
「……そうとも言います」
こんなときに照れくさくなって顔が緩む
好きな人がいい、他の誰でもなく彼がいい
だからただ信じるしか術がないのかもしれない。
「ｷｭﾋｮﾝさん帰ってもいいですよ？」
ｷｭﾋｮﾝ「いいよ、まだ少しくらいなら。夕方くらいに家出たらしいしそろそろ連絡あるだろうし」
「…それを早く言って下さいよ」
時計の針はもう22時半を過ぎている
もしもまだ一緒にいるとしたら、それは
二人が付き合うことになる以外に何も浮かばない
ｷｭﾋｮﾝ「大丈夫だって」
「こっ、根拠は…」
急に弱気になる 時計の針の音が耳障りに思える
手にじんわりと汗を感じた瞬間
ｷｭﾋｮﾝの電話が鳴って彼が席を立とうとした
ｷｭﾋｮﾝ「えっ……ｳﾆｮｸﾋｮﾝがいなくなった？」
476:彼氏じゃない→←474:気持ちの段階-EH side
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ゆうか - 3日前から寝る間も惜しんで読ませていただいています！ほんっとうにドキドキしたり泣いたり、、、とても楽しませてもらっています！ (2016年8月26日 0時) (
レス) id: 7dbae097be (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - おかめさん» こんにちは、ありがとうございます(^o^)夜寝る前の癒しになるよう、適度に更新できるようにがんばりますm(_ _)m (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - ともこさん» こんにちは。ラブラブな感じで多少は描けるようにがんばります(^o^)！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - りんさん» こんにちは、優しいお言葉ありがとうございます(^o^)！生活の隙間でちょこちょこ書きながらがんばります！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - MOONさん» こんにちは！ドキドキやらハラハラやら色んな爆弾を抱えながら書いています(｡-_-｡)笑 また見守っていただけると嬉しいです！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とまと
x他1人 | 作成日時：2015年8月1日 23時
