469:本当の顔-EH side ページ15
元気になっただろうか、何て連絡しようか
会いたいなと思う反面
”これから先、一生ﾐﾖﾝさんには会わないつもりで”
Aに会いに行っていいだろうか
ﾐﾖﾝと話をした後に顔を合わせるべきか
帰国する前からそればかり悩み考えていると
まるで察したようにﾒｰﾙが来た。
”Aがぼんやりして携帯ばっかり見てる
ﾋｮｸに会いたいんだと思うんだけど…
ﾊﾞｲﾄ入ってる日教えておくね”
彼女はAの姿を見つめながらも
同時にどこかで僕のことも見ているみたいに
気づいてくれるから不思議だ
いつだって僕を見離すことをせず
ﾁｬﾝｽを与えてくれる、いいやつだと思う。
僕を見て目を丸くしたAが着替えに行った後
例の”爽やか好青年”の彼と目が合う
ﾚｼﾞに立つその彼も、僕もなぜか視線を逸らさない。
ﾐﾇ「ご注文は」
ｳﾆｮｸ「じゃあ、ﾚﾅに何か…」
ﾐﾇ「ﾗﾃのﾎｯﾄでいいですか？」
ｳﾆｮｸ「それで」
背が高くて少し見下ろされているせいか
よりその愛想笑いになぜか腹が立つ
もしあのときAがこの好青年と泊まっていたら…
そう思うと本当にﾚﾅには感謝しかない。
ﾐﾇ「……仲良いんですか」
ﾗﾃを差し出しながら”だれと”かは濁す彼
ｳﾆｮｸ「好きだけど」
その手にお金を渡しながら
きっと同じ気持ちだとわかりつつも正直に答える
どう反応を示すのかﾄﾞｷﾄﾞｷしていると
彼はふっと笑みをうかべた。
ﾐﾇ「あの子と遊びたいんで、やめて貰えます？」
ｳﾆｮｸ「は…？」
ﾐﾇ「もうちょっとだったのに」
言っている意味がわからず静止する
次第に彼の口から出た遊び、の意味を理解して
ふつふつと怒りが込み上げて来る
ｳﾆｮｸ「遊びたいなら、A以外の他の子にしろ」
ﾐﾇ「強気ですね」
ｳﾆｮｸ「お前っ…！」
変わらぬ遊び相手、の認識に
衝動的に手に持ったｶｯﾌﾟを投げ付けたくなる
同じ女の子を、大切な好きな人のことを
そんな風に見ていたのかと思うと
苛立ちの一言では収まらない感情が頭を埋め尽くす。
「ｳﾆｮｸさん」
ﾚﾅ「どうかした？」
ﾐﾇ「二人ともお疲れさま、気をつけて」
”爽やか好青年”
その本当の顔を隠した瞬間を見た
僕はAの手を取り、その顔を強く睨みつけることで
振り上げそうになった手を下ろした。
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ゆうか - 3日前から寝る間も惜しんで読ませていただいています！ほんっとうにドキドキしたり泣いたり、、、とても楽しませてもらっています！ (2016年8月26日 0時) (
レス) id: 7dbae097be (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - おかめさん» こんにちは、ありがとうございます(^o^)夜寝る前の癒しになるよう、適度に更新できるようにがんばりますm(_ _)m (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - ともこさん» こんにちは。ラブラブな感じで多少は描けるようにがんばります(^o^)！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - りんさん» こんにちは、優しいお言葉ありがとうございます(^o^)！生活の隙間でちょこちょこ書きながらがんばります！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - MOONさん» こんにちは！ドキドキやらハラハラやら色んな爆弾を抱えながら書いています(｡-_-｡)笑 また見守っていただけると嬉しいです！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とまと
x他1人 | 作成日時：2015年8月1日 23時
