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”ﾚﾅは来ない 僕と二人”
この人は何を言ってるんだろう
そんな話があるわけがない
振った相手に会い来る人なんているんだろうか
嘘みたいで、何だか目眩がする。
「でもやっぱりｳﾆｮｸさんだ…」
ｳﾆｮｸ「他の誰かに見える？」
そう言ってﾏｽｸを取った目の前の男の人は
どう見ても彼でしかなくて
寝呆ける私の頬を抓る
……痛い、けど
彼がいることの”非現実感”を、
彼自身は憎らしいほどわかっていない。
ｳﾆｮｸ「男のところに泊まりに行くなんて危ないから来たんだよ」
「ｳﾆｮｸさんは危なくないんですか？…何回もﾁｭｰしたくせに」
ｳﾆｮｸ「それは……」
ばつが悪そうにする彼を更に睨む
「大体ﾚﾅも一緒だと思ってたから来たのに！何でｳﾆｮｸさんが！」
ｳﾆｮｸ「心配して何が悪いの？そんな怒らないでよ」
また、思わせぶりなことを言う
心配ってどういう立場からの心配？
私のことを困らせて楽しんでいるみたいだ
これ以上何を言っても話にならないと思い立ち上がる
ｳﾆｮｸ「どこ行くの？」
「ちょっとﾚﾅに電話して来ます」
ｳﾆｮｸ「ﾚﾅならさっき会ったよ、Aのことよろしくって頼まれたし」
「はぁ…？よろしくって……」
ﾚﾅがｳﾆｮｸの味方をしてる
彼女までこの前と言ったことが変わってる
わけがわからなくて苛立つ私の腕を、彼が掴んだ。
「離して下さい」
ｳﾆｮｸ「やだ」
「変態、って叫びますよ」
ｳﾆｮｸ「じゃあ…口塞ぐ」
口を塞ぐ、というと彼は私の身体を引っ張り
体勢を崩しそうになると
慣れたように両腕の中へすっぽりと私を納めた
じりじりと唇が近づく
口を塞ぐっていうのはつまり…
彼なら本当にやりかねないからﾄﾞｷﾄﾞｷする。
誰かに見られてしまわないかと
横目で周りを見るけれど、誰もが眠っている
どうしてｷｽしようとするんだろう
いつもこんな簡単に。
私の好きという想いは多分伝わっていない。
ただ漠然とあなたを思って
会えることがあるだろうかと考えているのに
何も知らずに、こうやってからかわれて。
【次は、××駅──】
ｳﾆｮｸ「痛っ！」
ｱﾅｳﾝｽとほぼ同時に
唯一自由な足で、彼の足を踏みつける
その隙に私は鞄を抱えて今度こそ立ち上がって
その場から逃げる。
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ゆうか - 3日前から寝る間も惜しんで読ませていただいています！ほんっとうにドキドキしたり泣いたり、、、とても楽しませてもらっています！ (2016年8月26日 0時) (
レス) id: 7dbae097be (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - おかめさん» こんにちは、ありがとうございます(^o^)夜寝る前の癒しになるよう、適度に更新できるようにがんばりますm(_ _)m (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - ともこさん» こんにちは。ラブラブな感じで多少は描けるようにがんばります(^o^)！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - りんさん» こんにちは、優しいお言葉ありがとうございます(^o^)！生活の隙間でちょこちょこ書きながらがんばります！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - MOONさん» こんにちは！ドキドキやらハラハラやら色んな爆弾を抱えながら書いています(｡-_-｡)笑 また見守っていただけると嬉しいです！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とまと
x他1人 | 作成日時：2015年8月1日 23時
