471:事実と原因 ページ17
ｳﾆｮｸ「…ちょっとだけ」
少し乾燥した唇が、数日のﾓﾔﾓﾔを
優しく押しつぶすようにふわりと重なった
その感覚に自然と目を閉じる
さっきから何だろう
こんな良いこと続きで大丈夫かな？
いいのか悪いのか、幸せな出来事に慣れていなくて
呼吸するのを忘れてしまいそう
ｳﾆｮｸ「待たせたらﾚﾅに怒られる」
とても不思議だけど何となく今のｷｽに
強い”好き”の気持ちを感じて、心が満たされていく
はっきりとした理由なんてないけれど
例え気のせいでも勘違いでもいいと思えるほど
ただ何となくそう感じた。
「…たかったです」
ｳﾆｮｸ「ん？」
「会いたかった、です」
こんな素直に言えるような女の子じゃなかった
それなのに自然と溢れ出たのは
やっと、こう思ってもいい距離にいられるからで
ｳﾆｮｸ「僕も」
彼の真っ直ぐな瞳が、嘘をつかせないから。
一瞬に感じる二人きりの時間の直後ﾚﾅも加わる
互いに好きだったこれまでのことを
話し出したら止まらないのは第三者の彼女で
私はこのとき、楽しさで
”付き合ってる”と言えないその事実と原因を
忘れかけていたのかもしれない。
1週間後───
毎日のように来る 好きな人からﾒｰﾙが来る
想像もしていなかった夢のような日々
喜びに浸り、気持ちは浮かれて
鼻歌混じりでとても長くなった入浴後に
久しぶりにﾘｮｳｸから着信があった
「もしもし」
ﾀｵﾙで髪を拭きながら出ると聞き慣れない声がする。
【俺だ】
「えっ…あの…？」
【俺だって】
”わからないのか”とでも言いたげな声
その後ろにはつきりと誰かの笑い声も聞こえてる
「ﾋﾁｮﾙ…さん」
ﾘｮｳｸの身近な人物で、面識がある人
そして”俺だ”で成立する人は彼しかいない
ﾋﾁｮﾙ【不満そうだな】
「びっくりしてるだけです！」
ﾋﾁｮﾙ【ﾋｮｸと、うまくいってるらしいじゃん】
「…そ、それなりに。ご心配をお掛けしました」
嬉しさよりも圧倒的に恥ずかしい気持ちが勝るのは
彼の前で泣いていたのはついこの間で
あの見っともない泣き顔を忘れて欲しいせいだ
ﾋﾁｮﾙ【明日、ﾋｮｸが1日ｵﾌなのに宿舎にいないんだってよ】
「そうなんですか？」
ﾋﾁｮﾙ【出掛けるって】
「へぇー」
ﾋﾁｮﾙ【お前、呑気だな。意味わかってんのか？ﾐﾖﾝに会うに決まってんだろ】
「……へ…？」
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ゆうか - 3日前から寝る間も惜しんで読ませていただいています！ほんっとうにドキドキしたり泣いたり、、、とても楽しませてもらっています！ (2016年8月26日 0時) (
レス) id: 7dbae097be (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - おかめさん» こんにちは、ありがとうございます(^o^)夜寝る前の癒しになるよう、適度に更新できるようにがんばりますm(_ _)m (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - ともこさん» こんにちは。ラブラブな感じで多少は描けるようにがんばります(^o^)！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - りんさん» こんにちは、優しいお言葉ありがとうございます(^o^)！生活の隙間でちょこちょこ書きながらがんばります！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - MOONさん» こんにちは！ドキドキやらハラハラやら色んな爆弾を抱えながら書いています(｡-_-｡)笑 また見守っていただけると嬉しいです！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 423100b732 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とまと
x他1人 | 作成日時：2015年8月1日 23時
