あなたの声に溺れて

9話 ページ10

星「やっぱりその声Aちゃんだ！！きゃーっ実物もすっごい可愛い！！！！！！！」




『あ、あ、星川先輩…！！！！ほしか…わ…っ』




星「え…？え、ちょっと待ってよなんで泣いちゃうの！？ごめんねどっかぶつかった？ねぇねぇお願い泣かないでーーーー！！(((ｷﾞｭｯ 」




『ちがっ…ごめんなさい…ほんとにずっと…ずっと憧れてて…っぅ』





バカバカ先輩困らせちゃってんじゃん
涙止まってよお願いだから…！！！



頭ではそう思うのに涙は止まらなくて


抱きしめてくれる星川先輩の体温のせいかな


あったかい…安心してまた涙が出た








ちょっと待って初対面でこれは面倒くさいのでは！？



第1印象最悪なのでは！？！？



とりあえず謝罪を…









星「か…」




『か…っ？』









星「可愛すぎるぅぅうううううぅぅ(((ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ」




『ふぁ！？！？！？！？』









…嫌われてないみたいだ









星「よしよしそんなに星川の事が好きなのね！悪いようにはしないからね！じゃあとりあえずお菓子あげるからあっちの部屋で色々積もる話をね…！！！」




『…星川先輩、目がマジです。』





星「へ！？いやいや決してやましい事をしようとか…可愛いからあわよくば色んなとこ触ろうだなんて思ってるわけないじゃん！？」




『ふはっははっ冗談ですよ〜ありがとうございます
色んなとこ触ろうはちょっと聞き捨てならないですけどね(笑)』









きっと泣いている私を笑わせようとしてくれたのかな


心まで星みたいにキラキラ優しい人だ








心がぽかぽかしながら「じゃあ行こっか！」と微笑む星川先輩のあとを追いかける









その時だった









叶「あ、星川さんやっと見つけた。今までいったいどこにいたんですk……ん？」









……………………えっ…？？

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