10話 ページ11
こんなことって…あっていいのか
心の準備なんて何一つ出来てなかった
聞き間違えるはずがない綺麗な声
恐る恐る振り返ると…
そこには声と同じくらい綺麗な男の人が立っていた
「叶先輩！」と呼ぶ声が隣から聞こえる
あぁ、間違いない。この人は_____
叶「星川さんの知り合いの人…かな？
初めまして、にじさんじ所属ライバーの叶です」
ふわりと優しく微笑んだ目の前の人は
私がずっと聞いていた声の持ち主。
叶さんだった。
星「え〜声聞いても分からないんですかぁ？
Aちゃんですよ！？Aちゃん！！！」
叶「Aちゃん？…東雲Aさんですか？」
その綺麗な声は、初めて私の名前を呼んだ
『…はじめまして。つい最近デビューしました、
東雲Aと言います。お会いできて…嬉しいです』
不思議と落ち着いていた
涙も出なかった
それもこの声のおかげなんだろうか
心にすーっと染みてくる
ただ、涙は出なかったけど笑うことも出来なかった
星「…もしかして叶先輩、嫌われてる？」
叶「え！」
『あ、いや、違うんです。少しびっくりしてしまって…』
星「あーわかるわかる。初めはうぉっ本物かよびっくりってなっちゃうよね」
叶「そんな、天然記念物じゃないんだから(笑)」
おぉ…推しと推しが喋ってる…
私が2人の微笑ましい光景をぼーっと眺めていると
叶さんが急にこっちを向き顔を近づけた
近づけたといっても実際そんなに至近距離ではなかったが、耐性のない私は勢いよく顔を逸らしてしまった
『っ…な、なんですか』
星「ちょっと叶先輩！怖がってる！」
叶「あぁごめんごめん。いやさ、配信で声を聞いて僕の想像の東雲さんを勝手に綺麗系の人かと思ってたんだけど…」
え、なに？もしかしてブスだった？
いや、可愛いとは思ってないけども！！！！
『けど…？』
叶「気を悪くしたらごめんね。僕が思ってたよりもさ、ずっと…」
叶「ずっと可愛らしくて。見とれちゃった。」
…は？？？？？？？？？？？
ちょっと待って
なんだこの甘い空気は
だ、だれかタス…ケテ……
星「はい！すとーーーーーーーーーーーっぷ！！！」
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蓮華(プロフ) - まだ最初の一話しか読んでいませんが、もしかして作者様はKPOP好きだったりしますか！？急な海苔巻きのくだり、声に出して笑ってしまいました！2日足らずで全話読了してしまいそうな予感がします！！ (2023年1月29日 23時) (
レス) @page3 id: 0918b3a190 (このIDを非表示/違反報告)
Rey - あの...好きです(唐突な告白)もうニヤニヤが止まんねぇｗとりあえず、語彙力分けてください。 (2022年2月9日 9時) (レス) @page24 id: 2f97776fd5 (このIDを非表示/違反報告)
焔蘭 - あのあのあのあの……！初コメ失礼します！！あの！！！！！こんなこと言っていいのかわかんないですけど、てぇてぇありがとうございます🥺🥺🥺🥺🥺🥺🥺 (2022年1月7日 17時) (レス) @page29 id: 30f7546290 (このIDを非表示/違反報告)
わさこ(プロフ) - ミウラさん» ミウラさんこんにちは！いつもミウラさんのコメントを見つけるとニヤッとしてしまいます←嬉しいお言葉ありがとうございます！続編も頑張りますのでぜひ見に来てください！ (2021年10月2日 15時) (レス) id: 55f6f75309 (このIDを非表示/違反報告)
ミウラ(プロフ) - お話の続き、今回もめっちゃ面白かったです！わさこさんが書いてくれるこの小説が本当に大好きなので、続編も楽しみにしてます(^▽^)/ (2021年10月2日 7時) (レス) id: 9fa8849694 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わさこ
| 作成日時：2021年9月5日 21時
