浮気されたから仕返した【稲荷崎】

7 ページ7

「暇な時部屋遊びに行くね」

『来なくて良い、じゃあね』


ケチとか聞こえたけど知らない






家に帰って今日のことを振り返る



『侑…好きって言ってくれたんも嘘やったんかな』



ご飯を食べる気になれなくて
風呂に入ってそのまま寝た





が、全然眠れんかった


『ふぁ、、ねむ』



ただ今午前5時


『弁当の用意もしなあかんし
一人暮らししんど』



行く準備をしていたらあっという間に

午前6時


朝練あるしそろそろ出なあかんな



ｶﾞﾁｬ


『え、なんでおるん』

「よっ、Aも寝れなかったんだね」



倫太郎の目の下には私とおんなじ
大きいクマができていた



『それよりどした？』

「一緒に行こうと思って」

『まじ？侑らに会ったら怪しまれん？』

「家一緒だし大丈夫っしょ」

『いや、家は一緒じゃないけどな』



まぁええか、家が近いのはほんまやし



『ほんなら行こう』

「今日昼一緒に食べない？」

『ええの？綾ちゃん』

「ちょっと作戦会議したい」

『分かった』


なんの作戦会議かわからんかったけど
まぁえっか後で侑に言うとかな



「おはよう！て、あれ？
角名なんでおるん？」


学校の近くで侑と、綾ちゃんに会った
一緒に来たんや….


『おはよ〜実はなうちら同じマンションやってん』

「へぇ〜そうなんや、なんかちょっと焼けるなぁ」


嘘ばっかり


「ええなぁ、倫くんとうち家真反対やならなぁ」



倫太郎！笑うな！堪えとけ！仮にもお前の彼女やぞ！



「あ、そうだ綾今日の放課後さ」


切り替え早、つか大丈夫そうで良かった



「どうしたん？角名ばっなり見て
浮気かぁ〜？？」


は？どの口が言うてる


『そんなんちゃうって！』


他愛もない話をしてると
あっという間に学校に着いた

マネと部員の更衣室は違うから綾ちゃんと向かう


「でね？倫くんがね？」


めっちゃ倫太郎の話するやん
え、浮気してたよな？



『綾ちゃんは倫太郎のこと大好きやねんなぁ』

「うん！て、あれ倫くんのこと下の名前で呼んでたっけ？」

『あぁ、クラスで席隣やし成り行きで！
何もないよ！安心して！』

「そ？じゃ早く行こ！」


やばい心臓バクバクゆうてる
我ながら自分めっちゃ悪女じゃね？

『自分性格悪』









『「お願いします！」』


体育館に入ると
ネット張ってる北さんがもうおった



『北さんすみません！変わります！』

「ええよ、俺がやりたくてやってるから
じゃあボール出してきてくれるか」


『はい！』

8→←6

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す