浮気されたから仕返した【稲荷崎】

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舞ィィィィ
1人で逃げんなァァァァ



ｶﾞｼｯ



「い、痛い、痛いっす
Aで勘弁してください」


おい。


「藤山、俺らと一緒の班なるよなぁ」

「藤山さん、断ったら治に肩外されるよ？
よろしくね、」


舞を脅すなや！


「ごめんA。あたし
自分の命のが大切やわ
よろしくな、2人とも」


舞ィィィィ

裏切りやがったなァァァ




こうして

修学旅行の班が決まったのであった。



『決まったっていうか、無理やりやけどな』

「あ？」

『何もないっす』



侑と治くんはやっぱり兄弟やわ




「あ、A」



班決めが終わり先生が寝たままなので
今は自由時間

4人でどこ行くか話し合ってるところ

そしたら倫太郎に小声で話しかけられた



「今日も家行っていい？」

私はこう答えました

『は？来んな』


だってそりゃそうやろ

今日の朝だって侑にバレかけたやん



私はもう倫太郎を部屋に入れるのはやめる
そう心に誓ったんや



そのはずやったのに…



「うまっ」

「ほんまAの料理は絶品やで！」

「久々に食べた〜」



初めて倫太郎と治くんを入れた日から
ほぼ毎日うちに入り浸るようになった
ついでに舞と治くんもたまに来るようになった



舞には私と倫太郎の関係を伝えた
どう思うか不安だったけど

「なに私抜きでおもろいことやってんねん混ぜろ」

との事や、うちら親友やんな




「あ、この前ウチに山内来たで」


治くんの言葉にお箸を落としそうになった



「え、山内綾、何しに行ったんや
まさかいけないことしたんちゃうやろな」


舞は綾ちゃんの事をあまり良く思わないみたいだ



「最近大人しいと思ったら
そんな事してたんだ、俺らもしとく？」

『な、なにをッ』



2人の前で何てこというんや



「おーおー、しとけしとけ」

「ほんなら私らは早よ帰らな、
なぁ、治」

「えー、それとこれとは話別やろ
帰んのめんどくさい」

「それは同感やけど、若い2人の邪魔はしたらあかん
帰るで、ほんならお邪魔しました〜
また明日〜」


ちょ、やめて、
ギラギラしてるよ角名くん
2人にしんといて


「Aー、明日は肉じゃが食でよろしゅう」




ﾊﾟﾀﾝｯ


舞に首根っこ掴まれて引きずられていく治くんは
ちゃっかり明日来る約束まで取り付けて帰って行った




『あははは、じゃあ君も帰りなよ〜』


「今日は泊まる」


『いやぁ明日も学校やし、
ちゃんと家帰ったほう…っん』









　



あかんこれは非常にまずい

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