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大雨の中を2人で走り抜けて、彼の家……
カフェに着いた。
びしょびしょに濡れたままはさすがに…と思って入口で立ち尽くしていると、白いタオルを手渡された。
---「風邪ひいちゃうからそれで拭いておきな〜」
「あ、ありがとうございます…」
タオルに顔を埋めると、ふわっとお花の香りがする。
優しく包まれるような心地良い香り。
タオルで拭きながらカフェの中を見渡してみると、
そこら中に植物。全体的に木材で統一された内装。
白を基調としたインテリアや雑貨。
……細かいところまでこだわられている…。
私とはかけ離れてお洒落だけど、どこか落ち着く感じ。
「こんなとこ、あったんだ……」
いつも近くの道を通っていたのに、全く気付かなかった。
「……あっ、すみません、失礼なこと…」
---「ん?気にしなくていいよ〜、こんな路地裏にカフェがあるなんて気付く方が超人だって」
そう言ってまた独特な笑い方で笑う。
「ふふ、」
---「あ、笑った」
「……え」
ここ最近笑うことなんてほぼ無くてもはや忘れかけてたのに。
このひとの笑顔見てたら無意識に……
---「……笑った顔も可愛いね」
「…え?」
あまりに小さく言うもので、何も聞こえない。
聞き返しても答えてはくれなかったし、放っておこう…。
「そういえば、お名前…なんて言われるんですか?」
---「ああ、言ってなかったね。僕はキムソクジン。君は………」
「パクAです。」
SJ「………A、ちゃん」
「…?はい」
SJ「ふふふ、Aちゃん」
「はい」
SJ「Aちゃん!」
「はい、なんですか?」
ソクジンさんは何回も繰り返し私の名前を呼ぶ。
すっごーーーく嬉しそうに。
SJ「僕の方が多分年…上、だよね。」
「私は24歳です、」
SJ「おっ、じゃあ僕の方上だね〜!良かったあ、年上の人にタメ口きいてたらどうしようかってちょっと不安だったから」
「ふふ、もしそうであっても別に気にしないですよ」
そう言うとソクジンさんは
優しいね〜 と私の頭をポン、と撫でて
また優しい笑顔を向けてくれた。
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JIN君が大好きな人(プロフ) - いえいえいえいえww これからもコメしまくりますよw (2018年7月27日 20時) (レス) id: 1526253de7 (このIDを非表示/違反報告)
JIN君が大好きな人(プロフ) - ねえジン君わいにもぽっぽくれし← (2018年7月27日 20時) (レス) id: 1526253de7 (このIDを非表示/違反報告)
もゆ(プロフ) - JIN君が大好きな人さん» 初コメントありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです(*^_^*) (2018年7月27日 18時) (レス) id: b2271bbbe8 (このIDを非表示/違反報告)
JIN君が大好きな人(プロフ) - ソクジンすきだわああ (2018年7月27日 17時) (レス) id: 1526253de7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もゆ | 作成日時:2018年7月24日 10時